僕の大和が多摩川を航行した! ~船の模型が水に浮かんだ時代・70年代プラモ思い出エッセイ~
「これは新刊かい?」
「そうだ。しかし、【ぽから】より出版されていた【玉玉さんのノスタルジック艦船模型 ~艦船模型がみな水に浮いた時代の昔話~】の新装改訂版でもある」
「ポイントはなんだい?」
「船のプラモを水に浮かべる時代の思い出話ということだね」
「具体的には?」
「シービュー号やスティングレイは水に浮かべる前提だった。でもサンダーバード4号は地上走行モデルだった。スカイダイバーも」
「そういう話がメインなのだね」
「船は水で遊べなくなり、そして水が要らないウォーターラインシリーズに切り替わっていく。まあそうい思い出話を書いた。ウォーターラインシリーズ発売の瞬間を目撃した者としてはね」
「じゃあ多摩川ってなんだ?」
「和泉多摩川が後期に船を浮かべる主要な場所になった。思い出の場所さ」
「70年代の和泉多摩川って堤防が決壊した場所じゃ……」
「その話題ももちろん入っているぞ」
追加分 §
「追加分の目玉はなんだい?」
「ウォーターラインシリーズNo.1妙高のパッケージ写真とか」
「なんでそんな写真が撮れるんだよ」
「持ってるから」
「えー。他には?」
「空中モーターの雑誌の宣伝ページの写真とか」
「なんで空中モーターなんだよ」
「水中モーターの宣伝は見つからなかったので。本にも空中モーターの話題は出てくるし」
「なんで空中モーターなら宣伝が見つかるんだよ」
「手元の模型とラジオに載ってたので」