全艦出撃! 大宇宙の守護者: オルランド・スペース・シリーズ合本
「これはなんだい?」
「オルランド・スペース・シリーズの全てが読めることを意図した合本だ」
「何が収録されているんだ?」
「以下の全5冊」
- 暴走宇宙戦艦! 実験戦艦Xー4ガンビーナ対超大陸級最強戦艦バールバラ!!
- 父殺し戦争 ~駆け落ち 姫とニヤけた異星人~
- クラッシャー象・連邦惑星サピンの危機
- オルランド・スペース短編集 宇宙艦隊と淫らな美女 (全30編)
- 宇宙大戦争・超銀河団のスカイラーク
「そもそも何のために合本なんだ?」
「明瞭なメリットは2つある」
「1つめのメリットは?」
「値段が安い。バラで買う半額以下」
「2つめのメリットは?」
「道に迷わない。取りあえず、合本に全て入っていて、掲載順に読んでいくとドラマとドラマの間に一つの大きなドラマが見えてくる」
「そもそも、合本を用意しようと思った理由は2つめなんだね?」
「そうだ。それだけでは読者の気を引けないので、安いというオマケを付けたようなものだ」
「それだけ?」
「いや、実は【父殺し戦争】が読んでもらえなくてな。どうも、地顔が笑い顔というドッチーのビジュアルに緊張感がない。そこで、セットの一部に入れてしまえば読まれるのではないかという期待感があるよ」
「そんなに【父殺し戦争】は読んでもらいたい?」
「そう。何しろ、あの【大文字の彼】はいかにして産まれたのかという物語だからな。なぜ彼は狂ってしまったのか。なぜ彼は人間の女と怪物をセックスさせる実験を永遠に繰り返し続けるのか。その理由が全て明らかになる」
「そもそも何が父殺しなの?」
「人類を生み出した超人類を、人類が自ら殺戮艦隊(ジェノサイドフリート)で殲滅する話だからな」
「どこも愉快な話ではないね」
「タバチーネ人のドッチーの地顔が笑い顔でも、全く愉快ではないぞ」
「それも含めて読める合本なんだね?」
「そう。2番目の【父殺し戦争】が【大文字の彼】が【大文字の彼】になる話で、最後の【宇宙大戦争】が【大文字の彼】が死ぬ話だ。オルランド帝国宇宙軍のみならず大文字の彼の始まりから終わりまで読める」
オマケ §
「ところで、どうして【駆け落ち 姫とニヤけた異星人】がオルランド・スペース・シリーズになるんだ? オルランドって男だけの社会じゃなかったのか? まさか女装の姫?」
「この姫といのは、セカンドオルランドの姫で、セカンドオルランドはオルランドと違って女もいるぞ」
「セカンドオルランドってなんだ?」
「アフレイダらがテルミヌを開拓した時に一緒に開拓した惑星の一つだ。裏でいろいろ噂のある謎多き惑星」
「なぜ謎が多いんだ?」
「父殺し戦争でホモ・スペリオルに破壊されてしまったからな」
「それはネタバレじゃないか」
「おっと。口を閉じよう」