「この映画はGWに見ようと心に決めていた」
「緊急時代宣言で映画館が閉まってしまったね」
「ところが上映は延期にならなかったので、焦った。いったい緊急時代宣言でも上映するとはどういうことか。結局、東京以外の映画館は上映することが分かった」
「それでどうしたんだ?」
「最初。横浜方面に行こうかと思った。横浜の映画館のいくつかが上映するようだし、渋谷で東急に乗り換えれば行くのは難しくない。海老名は少し遠いかなと思った。ところが、海老名だとTOHOシネマズだと気づいて、使い慣れた予約システムなどがそのまま使えることに気づいて海老名に行き先を変更した」
「それで問題解決?」
「いや、まだあった。予約システムが当日にならないと受け付けない設定になっていた」
「それで、当日になってから予約したの?」
「出発前に予約したよ。まあ、戦隊映画だと子どもと親が主役だから隅の方の席をね」
「海老名に到着したらオッケーだった?」
「いや、簡単に迷った!」
「えー」
「地図が不親切でどこが入口か分からなかった!」
「ひぃ~」
「で、余裕を持って出たら30分ぐらい時間が余った!」
「余ってどうした」
「恐竜とか七重の塔を見て過ごした」
「では肝心の映画の感想を聞こう」
映画の感想 §
「サプライズゲストとしてオーレンジャーが登場するという予測は外れた」
「なぜオーレンジャー?」
「オーレンジャーの劇場版は映画製作する敵が出現するから!」
「それで実際に見た感想は?」
「面白かった! それからオーレンジャーとは映画という要素が重なっているが内容は全く違っていたので良かった。むしろ、スクリーンに入って出てくるのは嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズに近いのである」
「じゃあ、特に面白かったのはどこ?」
「ヨドンナ様に惚れてしまうカナロ」
「えー」
「もっと最後まで愛を貫徹して欲しかった」
「じゃあ、いちばん良かったのは?」
「みんなで踊っちゃうところ。それから、敵の怪人が最後まで、これを撮影しないと映画が完成しないと悩むところ」