「なぜ見たの?」
「前から見ようと思っていたが、TTFCにあったのでTSUTAYA DISCASのリストから外してTTFCで見た」
「それでどうだった?」
「いろいろ興味深かったぞ」
- 特撮の質、描写の正確さなどはけっこう古いだけあって見劣りする。2001年宇宙の旅以前の宇宙映画だろう
- メカの移動、発進描写にはサンダーバードの影響がありそうだ。3号というのもそうかもしれない
- しかし、ストーリー的にはスペース1999の方が近い
- 深作欣二監督で、宇宙からのメッセージの祖先にあたる
- ストーリーは良くできてる
「結論としては?」
「特撮×、各種設定描写×、ストーリー◎ではないだろうか。まあ、古いから弱点を責めるのは酷だろう。それより、ストーリーが良いのは特徴的だ。東宝特撮がストーリー的にはクズばかりなのとは対称的ではないだろうか」
「具体的にどこが良かった?」
「凄い超兵器も正義怪獣もいない。ただ手持ちのコマを使ってともかく部下を助けて宇宙生物を滅ぼす。そこは人間が感情移入できる世界だ」
「ふむふむ。それでどのあたりがスペース1999的だった?」
- 閉鎖的な基地が舞台
- 大事件のすぐ前にやってきた指揮官
- 指揮官の苦悩
- ヒロインが医者
- 未知の天体を移動する車
- メカが量産型 (脱出宇宙船は三隻とも同型)
- 全員で脱出する
- 移動する巨大天体に核爆発
「いろいろあるね」
「これで、知恵袋の老博士がいたら本当に似ていたところだ」