「いやー。参った参った。あっという間に最終戦闘が終わって平々凡々に話をまとめて終わりみたいな流れになったので、こんなもので終わりかと思った。超の登場はおっと思ったけどね。そのあと、1000年後の地球が出てきて、【1000年後とか、新宇宙戦艦ヤマトの3199年みたいなものかね】と思ったら、アッという間に一万二千年後。いきなり、必死に守った世界の崩壊を見せつけられるというサプライズ。やたら詳細な人類の宇宙進出説明。やたら広範囲にに人類を分散させるという力業のヨルダ対策。見事だ。ヨルダの痛みを解消できるのか、という問いかけが描かれた時には、【いつかきっとできるさ】という希望で終わりかと思っていたら、終わらせてしまったよ」
「上手いと思ったのはそこだけ?」
「いやいや。数ページのカラーページの使い方がもの凄く上手い。ヤマトよ永遠にのワープディメンジョン方式に近いインパクトなのだが、もっと上手い。ここぞという感じで盛り上がったところで、ページに色が付いて、想定以上に盛り上がってしまう」
「最終的にまとめるとどうなんだ?」
「物語の組み立ても表現力も凄く上手い。ここまで納得するとは思っていなかった」
「では、これが最終回と言うことで、UQ Holderあるいはネギま!!の全般的な思い出を語ってくれ」
「ネギま!の第1巻を初めて買った時は、凄いと思った。ラブひなからステージが1つ上がった感じで、本当に読みたいと思えるものだった。ところが、10巻ぐらいになって読み返すと薄味でねえ。水準がガンガン上がってるのが分かったよ」
「UQ Holderはどうだ?」
「ネギま!の時は単行本を待って読んでいたが、物足りないので雑誌連載で読むことにした。結局、掲載誌を全部買ったことになる」
「わあ」
「でも、ネギま!と関連するストーリーでありながら筋の通し方が全く違っていて面白かったよ」
「ネギま!とUQはどんな関係だと思う?」
「【行きの物語・帰りの物語論】からすれば、ネギま!が風呂敷を広げる行きの物語、UQは風呂敷を畳む帰りの物語だと思うよ。だから行って帰ってここで完結。美しい」
「なるほど。では最後に」
「ネギま!の単行本、引っ越しの時に処分してしまったんだよね。いずれ、電子書籍で全巻買い直したい。UQ Holderも電子書籍で全巻揃えたい。いずれ機会を見て」
「全巻安売りセールとかあれな良いね」
「AIとまや、ラブひななら、マンガ図書館Zの会員の権利で毎月1冊PDFをダウンロードできるのだがね」