2022年04月08日
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S-100バスのTarbellのFDCカードの32byteのROMとはどんな型番のROMだったのか?

Written By: 川俣 晶連絡先

 S-100バスのTarbellのFDCカード(WDC1771搭載)には、32byteのROMが搭載されていて、これを用いてCP/Mをブートしていたことが知られています。

 では、この32byteのROMの正体とは何か。

 有名どころでは、1702ですら256byteあります。

 これより小さいROMには心当たりがありません。

 最近、もっと容量の小さいバイポーラのROMが存在するという知識を得ていたので、Twitterで82S123の写真を見たことを切っ掛けにして調べてみました。

調査の方法 §

 当時の正規のマニュアルを調べ、それに掲載されたパーツリストを確認します。

 当時の正規のマニュアルは以下のサイトにありました。

結論 §

 結論から言えば、ここに82S123とはっきり書かれていました。82S123は256bit(=32byte)のバイポーラP-ROMです。小ロット生産だったと思われるTarbellのFDCカードですから、P-ROMの利用はリーズナブルなチョイスだったと考えられます。また、16pinのパッケージも小さく、基板サイズを大きくしない効果もあったと思われます。(1702だと24pin)。

 あとは価格ですが、当時の価格は調べきれませんでした。

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