感想・映画「仮面ライダーギーツ 4人のエースと黒狐」

「TVのギーツはそれほど面白いとは感じていなかったので何も期待しないで見に行ったのだが、意外にも非常に良かった」

「どこが違うんだろう?」

「物語のバランスがはるかに良く取れている。たぶん、この劇場版の方が本来やりたかったギーツではないか、という気がする」

「具体的にどこが違うんだろう?」

「ツムリがヒロインとして機能しているし、オーディエンスが観客そのものだし、サポーターはあくまで盛り上げ係に徹しているし、浮世英寿は弱体化して感情移入可能なキャラになっていた」

「つまり、TVのギーツの弱点の全て逆ってことだね」

「結局この映画は完全な観客の参加型なんだよ。入場時にこれをもらったことも含めて全部観客参加型」

「他には?」

「クロスギーツを黒狐と呼ぶのは上手いね。クロスと黒は音が似ている」

「なるほど」

「そういう感想以外の感想」

「なんだい?」

「運だけのギーツはきっとキュウレンジャーに入れるぞ。よっしゃ、ラッキー」

「キュウレンジャーのファンらしい感想だ」