どうして映画を倍速で見るのかって? その方が映画が面白いからだ!
「映画を倍速で見るのは邪道じゃないのか?」
「そう思うだろう? おいらもそう思っていたよ」
「じゃあ違うというのかい?」
「実はそうじゃないことか分かったんだ」
「映画は等速で鑑賞することが前提じゃないのか? 倍速上映する映画館など聞いたこともないぞ」
「そうだ。映画館なら等速でもいい。でも自宅でDVDやブルーレイの円盤をまわす場合は状況が違う」
「いったい何が違うんだ?」
「まあ詳しい話は中身を読んでくれ」
「それで倍速で映画を見るといったい何が良いんだ? タイパか?」
「いや、映画が面白くなるんだ」
「意味が分からないよ。再生速度を上げたって同じ映画は同じな映画だろう」
「実はそうでもないんだ。全ての人にとって映画の時間は同じように流れるわけではないという映画の相対性理論が書いてある」
「なんだそれは」
「映画は等速で見ることを前提に作られているが、見る方が常に等速で見るわけではない。再生速度は人それぞれなんだ」
「最適な時の流れは人それぞれってことだね」
「うん。そして、2倍速再生を行うと映画体験が濃厚になる。更には、イマイチ感のある映画が面白くなったりする。新しい境地だよ」
「それに至る体験記が書いてあるわけだね?」
「そうだ。まあ詳しい話は読んでくれ」
「みんな買ってね」
どうして映画を倍速で見るのかって? その方が映画が面白いからだ!