さらば宇宙戦艦ヤマト4Kブルーレイ付属の絵コンテを見ているときに、古代がコスモゼロに乗っていることを発見した。
ヤマト2第1話の最大の印象は【古代がコスモゼロに乗っている】なので、ヤマト2こそが安彦良和版さらば宇宙戦艦ヤマトではないか、というアイデアを得た。
そもそも、さらば宇宙戦艦ヤマトの絵コンテは安彦良和であるにも関わらず、改めて安彦良和版さらば宇宙戦艦ヤマトなど作る必要があったのだろうか。
実は「あった」のではないかと思えてきた。
なぜなら、安彦良和の絵コンテは以下の通りであまり尊重されていないからだ。
絵コンテ成立の経緯 §
WEBアニメスタイル_アニメの作画を語ろう (style.fm)によると、さらば宇宙戦艦ヤマトの絵コンテは以下の経緯で成立しているらしい。
- 安彦良和が絵コンテを作成
- 【監督(おそらく勝間田具治)と演出(おそらく石黒昇)と演助(良く分からないが安濃高志?)と僕(湖川友謙)とで、コンテを切り貼りして、バラバラにして繋ぎ直して】 カットの順番も変えた
- 足りないコマは湖川友謙が安彦風の絵柄で描き足した
4Kブルーレイ付属の絵コンテはビジュアルが異なっているコマは多いものの実際の映画の進行に沿っていると思われるので、切り貼り後の絵コンテと思われる。
オマケ・ヤマト2の真の監督は誰かという問題 §
ヤマト2のテロップ上の監督は松本零士であるが、松本零士が現場にいて仕切ったとは思えないので、本当の監督は誰か分からない。安彦良和が事実上の監督だったのではないかという仮説を思い付いた。