はたと気付きましたが。
ひおあきら版は作・藤川桂介。
石津嵐版は原案・豊田有恒。
これはもしかしたら、藤川桂介案【宇宙戦艦コスモ】、豊田有恒案【アステロイド・シップ】の反映かも知れないと気付きました。
これらの企画案から、キャラ名、星の名前、航海の目的などの基本設定をアニメ版に合わせただけの内容として成立したのがひおあきら版と石津嵐版ではないかと。
そうすると、情報が全く無く良く分からなかった【宇宙戦艦コスモ】がおぼろげながら見えてきます。(アステロイド・シップの方はステロイド6としてある程度情報がある)
たとえば、【宇宙戦艦コスモは戦車隊を搭載している】という設定が存在していた可能性があります。
それから、ドリルミサイルというアイデアは宇宙戦艦コスモ由来かもしれません。
しかし、【波動砲が存在する】【波動砲に打ち込む】というアイデアは別口かもしれません。だから、ひおあきら版のドリルミサイルは艦底部に打ち込まれています。
ちなみに、ドリルミサイルには暗殺者が乗り込んでいたという設定ですが、これはアイデアを逆転させて真田とアナライザーが乗り込むと改変されたのかも知れません。
逆に、石津嵐版は本来倫理的な支柱だったはずのスターシャがそうではなく、ボルゾン王がその立場に立ちます。つまり、豊田有恒案【アステロイド・シップ】では、スターシャがおらず、もともともスターシャがいるべき立場にはボルゾン王がいたと考えられます。