発端 §
Switchのスクエニのセールで、ドラクエ1(やったことがない)、ロマサガ2(昔好きだった)、ロマサガ3(やったけど終わらせていない)を買ったが、ついでにビルダーズ2も買った。値引率は低かったが、近日中に高値引きになることもないだろうから、思い切った。理由はビルド系のドラクエに興味があったからだ。結果として、ビルダーズ2にはまってそればかりやっていて、現在モンゾーラ島の大樹をレベル3まで作ったあたりだ。
当初の印象 §
当初は、パチMinecraftだと思った。ブロックを削って積んで戦闘するのは基本的にMinecraftと同じである。ただキャラクターやストーリー性の面で、独自性はあった。世界観はドラクエ2である。
マスコンバット §
モンゾーラ島でお願いを聞いていろいろ作っているうちに、しばしばモンスターが襲ってきた。この時、モンスターの大軍がワーッと来て、村人もワーッと出て行って乱戦になるのはロマサガ3のマスコンバットみたいな印象を受けた。実はここはMinecradt的ではない。
移住者が来た §
ビルドレベルが増えるごとに移住者が来て村の人数が増えていった。そこで、思い出したのはドラクエ7である。ドラクエ7はパズル形式で世界を修復するゲームで、移住者を街に送り込むゲームでもあった。
そこで、ドラクエ7的なゲームをMinecraft的なシステムで実現したものがビルダーズ2であるという仮説を考えてみた。
ただし、これには必然性がある。ドラクエ7の時代は容量的に乏しく石板パズルぐらいしか実装はできなかったものと思う。しかし。現代になると容量が破格に増えているので、ブロックを1つ1つ積み上げて世界を修復するゲームは可能であろう。逆に本物の世界シミュレーションを行うにはまだまだパワーが足りないので、Minecraft式のブロック世界は【今はそこまでしかできない】と受け止めるべきものだろう。
おそらく、【Minecraftが流行っているからMinecraft的なゲームが欲しい】という理由と、【今ならもっと凄いドラクエ7が作れる】という理由が相乗りして成立したのが【ビルダーズ】なのだろうと推定する。
さりとて §
だが、本当に決定的なMinecraftとビルダーズの違いに気付いた。
それは生活感だ。
Minecractの世界にトイレと風呂はない。しかし、ビルダーズの世界にはある。Minecractの村人は食事をしないが、ビルダーズ世界の住人は食事をするので食品を提供する必要がある。Minecractの村人は交易の相手になるだけで別に何かの建設を手伝ってくれるわけではない。しかし、ビルダーズの住人は設計図に従って建物を作ってくれる。
特に重要なのはトイレだ。村人は定期的にトイレに行き、トイレには肥料の原料が溜まっていく。それを回収して肥料をビルドするのだ。実は女性が入っていてもトイレと風呂には突入してしまうことができる。また服装が変更でき、それに意味があり、見た目も変わる。バスタオルをビルドして、それを着てウロウロすることもできる(ヘソ出しである)。
つまりビルダーズの方が人の生活感が濃厚である。
実はシステム的にも、穴掘り主体のMinecrqaftと違ってビルダーズはコミュニケーションが主体である。もっと分かりやすく要約すると、Minecraftは穴を掘って素材を集めるゲームだが、ビルダーズは旅をして素材を集めるゲームである。ビルダーズでもブロックを破壊してゲームが進行する場面は多いが、好きなように地下を掘り進むような展開はまずない。
ただ、アイテムをビルドする、ブロックを積む、シンボルエンカウントの戦闘があるという点が似ているだけで割とプレイ感が異なる。