2003年06月14日
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足立区立郷土博物館

Written By: 川俣 晶連絡先

 今日は、足立区立郷土博物館に行ってきました。

足立区立郷土博物館

 東京23区の郷土資料館巡りもゴールが見えてきましたが、その中でも最も大変そうなのがここでした。何しろ、ただでさえ東京のはずれで遠いし、交通案内を見ると、遠すぎて駅からバスを使わないと話にならないらしいのです。地図で調べると、北綾瀬の駅が最寄り駅のようですが、交通案内で見ると、亀有や綾瀬からのバス経路しか書いてありません。しかも、この北綾瀬という駅が謎の駅です。地下鉄千代田線は、通常、綾瀬からJRに乗り入れて、北綾瀬には行きません。ちょっと調べた範囲では、綾瀬と北綾瀬の間の千代田線の実体がよく掴めませんでした。地図で見ると、北綾瀬の先に大きな車庫らしきものが見えるため、どうやら綾瀬以降は車庫までの経路の路線に思えました。ということは、運転本数が少ない可能性も考えられます。もし、30分に1本などと言われたら、駅でポツンと待つ羽目にもなりかねません。

 とはいえ、冒険であることを意識しながら、あえて北綾瀬まで行って、そこから歩くことを決断しました。北綾瀬から足立区立郷土博物館まで1キロメートル以上ありますが、歩いてやろうと思いました。

 というわけで、出発。山手線で西日暮里まで出て、千代田線に乗り換え。やって来たのは小田急の車両だったのでびっくり。小田急の車両に乗って荒川を渡れるとは思いませんでした。(理屈で考えれば、千代田線の路線に小田急の車両が来るのは当然予測されることですが)

 さて、綾瀬の駅で降りると、北綾瀬行きは0番線というアナウンスが。しかし、左右を見ても、1~4番線しか見えません。とりあえず、階段を下りてみました。そして、案内を見て階段を上がってみると。同じホームの先の方に出ました。そう。0番線とは、1~2番線の先の方に設けられた短い発着ホームのことだったのです。そこにやってきたのは、3両編成の千代田線車両とは違うデザインの列車でした。地下鉄乗り入れ用の103系のような雰囲気、といったら良いでしょうか。しかもワンマン運転。なんだか良い感じ。どうやら、綾瀬と北綾瀬間は、この3両編成が往復運行しているようです。

 というわけで、問題なく北綾瀬に到着。北綾瀬の駅は、ホームが1本しかありません。同時に1列車しか扱えませんが、これで十分なのですね。北綾瀬の駅と交差している道は環七のようです。この道が、うちの近くまで続いているわけですね。

 そして、テクテクと車庫の脇の道を歩きながら北上。ふと気付くと、北に行きすぎたらしいことが分かり、慌てて東に方向転換。地図を見ながら、足立区立郷土博物館に到着しました。

 ちょうど今日は入館無料の日だったようで、タダで入りました。それはラッキー。でも、実は特別展が明日から始まる予定だったようで、今日は見られずアンラッキー。

 展示を見始めるとボランティアの説明員のお爺さんが話しかけてきて、説明してくれました。ですが、使い方が不明の土器が蒸留酒を作るための道具だということを発見したという話題からどんどん脱線。自分も飲んべえだという女性に、説明員の話し相手を任せて、私はどんどん先をみてまわりました。

 面白かったのはフロアに展示してあった山車です。非常に高いもので、最上部には人形があります。2階に上がってそこから見て初めて気付きました。

 2階には紙を扱う店が再現されていたのが面白かったですね。

 一通り見終わってから帰ろうと思ったのですが。ふと庭園を見ていないことに気付いて、建物の裏に。池のある庭園がありました。特に面白いと思ったのは、水が音を立てる箇所がいくつも作ってあったところです。これは、他とはちょっと違う特徴かも知れません。

 帰りは、北綾瀬駅まで別の道を歩いて戻り、そこから綾瀬まで戻り、千代田線の小田急線車両に乗り換えて北千住。そこで、まだ乗ったことがない常磐線に乗ってみようと馬鹿なことを思ったのが運の尽き。疲労増進の結果になりました。まず、千代田線からJRへの連絡改札が自動改札になっておらず、パスネットで通過できませんでした。駅員に聞くと、一度外に出てくれと言うので、しょうがないので出ました。とほほです。常磐線の方は、次の列車まで15分待ち。その間に、赤い電気機関車の牽引する貨物列車が猛スピードでホームを通過したりして、田舎ムードを醸し出します。北綾瀬は田舎という印象は無かったのですが、北千住は田舎っぽいかもしれません。更に止めは、やってきた常磐線の普通列車が先頭の方は、普通の通勤電車っぽかったので、途中から403系(?)のセミクロスシート車で、乗ったら脇にトイレが……。常磐は別世界です。都会の通勤電車とは違うものだと思わなくてはいけないようですね。そのま千代田線に乗っていれば被ることもなかった疲れと共に学習しました。

 そして、ともかく日暮里で山手線に乗り換えて帰ってきました。

足立区立郷土博物館 http://www.city.adachi.tokyo.jp/addir15/kyouhaku/

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