だいぶ前に買った本ですが。やっと最後まで読み通した、というか写真を眺め通しました。レースクイーンの写真集的な雑誌は、最近ではあまり買っていませんでした。最近、というのは、退院後には、ということですね。1つには、お金がないので倹約ということもあるし、それとは別に、買ってもあまりちゃんと見ないから買っても無駄という考えもありました。ですが、本屋で珍しく見掛けたので、これは買ってしまいました。
内容ですが、レースクイーンという存在が成熟して、新しい発展期に入ったのかな、という印象を受けました。素人臭さがにじみ出る最初の手探りの段階、ちょっとしたブームを形成しレースクイーンの本来の役割からずれて変な方向に行ってしまった段階、それから過当競争で妙にエロチックな方向に偏った段階などを経て、今は、もっと新しい段階に足を踏み入れたように感じました。
新しい段階、というのはコスチュームデザインの多様さと、アイデアの豊かさなどに見られます。特に特定の形式が流行っているという感じではなく、水着的なものもあれば、ミニスカート付きの服という感じのものもあるし、大きく肌を露出させるものもあれば露出に少ないものもあります。足下も、ブーツ系もあれば、ハイヒール系もあって、特定のスタイルに偏ってはいません。
また、アイデア豊かに、こんなやり方もありなのかと唸らせるようなものもあります。たとえば、足の膝から下を覆う筒状のものですが、横が開いていて、そこからハイヒールが見えるというものがあります。ちょっと見るとブーツに似た印象も受けますが、それとはまったく違うものです。特定の方向に偏らないで、様々なアイデアの競演、という感じを受けました。
それはさておき。各レースクイーンのコメントや趣味特技などは読まないで飛ばしているのですが、たまたま目にとまったものがあります。
83ページの若林こころさん。『今年のこころちゃんの抱負は「HPのレスをさぼらないこと」』と書いてあります。
……。
HPもレスも、代表的な間違い用語だそうですが……。
ちなみに、「レス」は、パソコン通信の初期の時代に、なぜか返信に付くReというのはレスポンスの略だという通説が広まって、それを略してレスと称していたものだろうと思います。本当はリプライなんだそうです。
いや、それはどうでも良い話で。
はたして、どの程度本当にやっているのだろうか、と気になりました。そこで、自分のサイトを持っているのかと思って調べてみましたが、ちょっと違うようです。どうも、下記のファンサイトの掲示板に書き込んでいるような感じですね。
だからどうしたってことも無いですけど。
今や、こういう雑誌で、何の説明もなく、HPだとレスだのと書いて通用する時代になったのだな、とちょっと感慨めいたものがありました。