2003年07月26日
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六本木ヒルズ オープニング展覧会 世界都市展

Written By: 川俣 晶連絡先

 23区の歴史資料館巡りは終わったものの、気になるものがまだまだいろいろあります。

 今日は、気になってbook markしてあった世界都市展に行ってきました。

 六本木ヒルズ オープニング展覧会ということで、新しいとてもお洒落な場所であるはずだ、と思って出向きました。とはいえ、六本木ヒルズって、イマイチもっさりしてあか抜けた感じを受けません。なぜでしょう?

 さて、感じの都市展ですが。内容は、世界のいくつかの都市の模型や、いくつかのフィルム(本当のフィルムじゃないかも知れないけど)の上映などでした。

 感想を一言で要約すると、高層建築の宣伝啓蒙イベント……という感じでしょうか。主催が森ビルですから、まあそんなものでしょう。正直なところ、これに1500円の入場料を払う価値があるのか?というと、かなり悩みますね。丁寧に対応する多数のスタッフなど、ちょっと無意味に金を掛けすぎている感じもしました。

 模型は、1/1500などの小スケールでかつ巨大なもので、広大な東京の模型などは、相当壮絶なものがあります。一続きの1つの模型の中に、かなり東京駅から渋山で全部収まっているわけですから。

 とはいえ、模型は凄いとはいえ、地面や建物屋上は写真を貼り付けている感じで、建物の立体をきちんと造形した訳ではない部分も多く、パッと見の印象は凄いものの、じっくり見るとちょっとアレかなという感じも受けます。

 模型と別のもう1つの目玉は、フィルムの上映だと思いますが、主なものが2本ありました。1つは、東京スキャナーという空撮映像役18分間ですが、これがなかなか切れ味が良くて、見応えがあります。単に空撮した東京の映像を延々と流すわけではなく、ズームしたり、途中で早送りしたり、音楽で演出したり、なかなか表現として凝っています。早送りは効果音で凄く良い感じを出してますね。単なる早送りではないです。経路も、海ほたるから、東京をスパイラル状にぐるぐるまわって、最後は六本木ヒルズの屋上のヘリポートに着陸するという流れで、なかなか面白いです。これは、押井守監修ということのようですが、押井っぽさが見られますね。

 もう1本の東京静脈という約11分の映像は、東京を船に乗って移動する映像が流れるもので、映画版のパトレイバーやパトレイバー2に出てきた船で移動するシーンの実写版という感じです。それもそのはず、これらの映画と同じ押井守監督作品です。音楽も、川井憲次ですから、まったく違和感がありません。鳥も出てくるし、押井ファンならまったく違和感なく楽しめるでしょう。

 というわけで、2本の押井関係のフィルムはとても良かったと思いました。

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