ニュース記事によると、Blaster.Bを作成した者が逮捕されたそうです。
米でBlasterの亜種を作成、流布した18歳の容疑者逮捕
https://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2003/08/30/301.html
いくつかのサイトで、このニュースが流れていますが、それで盛り上がっているという感じは受けません。この手の悪意あるプログラムが流行することは、大きな話題になりますが、作者の逮捕は地味に報道されるだけで、多くの人の印象に残らないような気がします。
もしかしたら、その結果として、こういうプログラムを作ったとしても何のお罰も受けないという錯覚のような空気ができて、それが新しい悪意あるプログラムを生み出しているのでしょうか?
もしそうなら、それは好ましいことではないと言えますね。
悪意あるプログラムを作成した場合、それに大きな罰が付いてくるという事実を深く広く印象づけることは、一種の抑止力になります。
もちろん、作者を逮捕できないケースも多く、常に罰を受けると言うわけではありません。しかし、世間を騒がせたプログラムの作者が逮捕される事例が存在しないわけではなく、それは十分にあり得る可能性だと言うことを印象づける価値はあるように思います。
とはいえ、実際にこういうプログラムを作る人達の真理はまったく分からないので、こういう考えが正しいのかどうか確信は持てませんが……。
それはさておき、ウィルスやワームの騒ぎを天災のように報じたり、そう受け止める人達が多いことを考えれば、生身の人間が作って流行らせているという事実を世間に印象づけるという趣旨でも、もっとこういう逮捕ニュースを強調しても良いのかも知れません。