2003年11月14日
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レンダリング不用プレビューで衝撃的なAdobe Premiere Pro

Written By: 川俣 晶連絡先

なぜこのソフトが私に要るのか §

 昨日、Adobe Premiere Proのバージョンアップパッケージが届きました。

 現実問題として、このソフトを使う可能性はかなり低い状況です。そもそも、なぜPremiereを持っているのかと言えば、Lightwave 3Dでレンダリングしたムービーを最終的に組み合わせてまとめるためのものです。しかし、Lightwave 3Dを使っている暇が全く無い現状では、必然的にPremiereの出番はありません。しかし、この手のソフトは最新バージョンにしておかないと、いざというときに使えない可能性があります。というわけで、貧乏なので、やむを得ず購入しました。

 そして、来たら来たでインストールしておかねばなりません。前に買ったアドビのソフトは、初回起動時にオンラインユーザー登録して下さい、という画面が出たような気がしたので、それで登録しようと思ったというのもあります。

ユーザー登録が一瞬で終わった §

 さて、仕事も煮詰まっているのにソフトをインストールしました。しかし起動時にオンラインユーザー登録しろと言われません。

 かつて、アドビのオンライン登録システムは、かなり出来が悪いものが稼働していました。ソフトが、オンライン登録しろ、というので登録すると旧バージョンとして登録されてしまうものです。別文書では、バージョンアップ時にはオンライン登録するなと書いてありますが、それを見落としていると、サポートに訂正を依頼する必要が生じます。その点で、アドビはオンラインユーザー登録の最悪ケースと言えたかも知れません。しかし、今は全く問題ないですね。無いどころか、既にユーザー登録済みだと、あっという間に登録が終わりました。実にあっけないほどです。それに加えて、オンライン登録された他のソフトの情報も一覧表示されるので、使いやすいですね。これで、郵送で登録した昔のソフトも一覧されれば、もっと言うことはありません。

 とはいえ、この件は、Premiere Proに感心した主題ではありません。

専用ハード無しでレンダリング不用プレビューの衝撃 §

 Premiere Proと、旧バージョンであるPermiere 6.5の決定的な差は何かというと、レンダリングしなくてもエフェクトまで含めてプレビュー出来るようになったことでしょうか。

 レンダリングとは、様々な素材やエフェクトを構成して1本のファイルを作成する処理……だと思いますが、6.5ではこれがとんでもなく時間の掛かる重い処理でした。しかし、これを行わないと、完全な形でプレビューできません。

 実は、専用ハードを使ったリアルタイム編集システムというものがあって、これに向けた6.5の専用版を使うと、レンダリング不用で編集ということも、可能だったようです。専用ハードの中には、買える程度の価格の製品もありましたが、私程度の使用頻度で買うようなものではありませんでした。

 しかし、このPremiere Proは専用ハード無しで、レンダリングせずにエフェクトも含めてプレビューできるようになっているようです。サンプルデータで、レンダリングしていないのにCross Dissolveが綺麗に表示されるのを見るのは、結構感動的です。

 実際、開いて再生させると、最初はもたついた感じがありますが、徐々になめらかになって行きました。

 その他、全体的に完成度が上がって、分かりやすく、滑らかで快適になったような気がします。

 その点で、このソフトは明らかに良いソフトだと思いました。

メモリ消費量は多い §

 良いソフトだと思いますが、実は罠が1つ。タスクマネージャで見ていると、Premiere Proのメモリ消費量がどんどん増えていきます。CD-ROMのサンプルデータを開いて再生して遊んでいるうちに、340MBぐらいになりました。これを試したマシンはメモリ768MBなので、これぐらいまでなら対処可能です。しかし、もっと本格的なデータ量になってくると、この程度ではメモリ不足かも知れません。できれば2Gバイトぐらい欲しいところですね。

 逆に言うと、メモリ256MBぐらいのPCのユーザーは、スワップが起こりすぎて実用に耐えない可能性もありそうですね。

 ちなみに、カタログデータでは1GB以上を推奨となっています。

余談: CD-ROMから開くと音が出ない!? §

 サンプルデータをCD-ROMから開いたら音が出ないという現象がありました。HDDにコピーしてから開くと音が出ました。どうも、音声データは加工したものをファイルに保存しているようです。

余談2: 実はこういう原稿の発注は可能だったり…… §

 編集者の方々へ。あまり認識されていないようですが、実はこういう原稿を私に発注することは可能だったりします。実際、一時は、Windows 2000 Worldなどの雑誌で、こういう製品レビュー記事を書いていた時期もあります。この手の記事は、実は動作しないものを動作させるための苦労が凄かったりして、かなりしんどいものなのですが。ソフト関係なら、比較的手間は掛からないので、多少なら引き受ける余地があります。

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