2004年04月06日
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しおしおの中年ゾーダの哀しさが、とても他人に思えない!?

Written By: トーノZERO連絡先

 謎のアニメ感想家(笑)、翼の騎士トーノZEROのアニメ感想行ってみよう!

 今日のF-ZEROの感想。

サブタイトル §

第26話「ゾーダの野望」

あらすじ §

 ゾーダは、ミスキラーにリアクターマイトを託してブラックシャドウに渡させます。しかし、それは自らの野望のため、リアクターマイトを発動させて二人を暗殺しようというゾーダの企みでした。

 間一髪、二人は脱出します。そして、裏切り者ゾーダをリアクターマイトの実験体とするため、それを身体に埋め込んでしまいます。

 ゾーダは、しおしおの中年男として街を歩いていました。自分はニューヨークの闇の帝王ゾーダ様だ、と叫びますが誰にも相手にされません。リュウを見つけて、あいつなら自分が分かると思ったのですが、リュウもただの老人だと思い込んで分かってくれません。

 その怒りのためか、身体に埋め込まれたリアクターマイトが発動。ゾーダの身体は膨らんで、巨大な化け物となります。

 高機動小隊の光線銃も効きません。

 自分のマシンに乗って走っていくゾーダを、高機動小隊は追跡します。

 怪我をしたリュウは行くな、とジョディは命じますが、リュウは聞き入れません。

 ゾーダとの決着にこだわるリュウ。そして、それより大事なものがあるというジョディ。結局、リュウも一緒に、ゾーダを追跡します。

 しかし、ゾーダのマシンに次々負けていく高機動小隊のマシン達。

 最後に残ったリュウのマシンを、ゾーダは橋の上で待っていました。

 ゾーダは、リュウに、同じ150年前から来た孤独の仲間として、自分の仲間になれと言います。しかし、リュウにはこの時代に守るものがあるため、それを断ります。

 そして、戦いとなります。

 ゾーダは、高機動小隊の宇宙船の制御装置を乗っ取ります。

 宇宙船上のゾーダのところに行くために、何とかブーストファイアーを行いたいリュウ。そして、ゾーダの身体から出るエネルギーでブーストファイヤーを行うことができました。

 しかし、生身で殴り合うことになったリュウは、ゾーダの圧倒的な力に負けていきます。

 もうリュウは死ぬ、という寸前にゾーダの身体に異変が起きて、やせ細っていきます。そこにやって来たブラックシャドウが、ゾーダの身体がリアクターマイトに付いていかなかったからだと言います。そして、実験は終わりだと宣言します。

 リュウは宇宙船から落下していきました。それを、すかさずファルコンが登場して助けます。

 そして、ファルコンは、ファルコンとリュウとブラックシャドウのマシンは兄弟だとリュウに告げます。だから同じ技が使えても不思議ではないのだと。

感想 §

 泣ける泣けるゾーダの野望。

 なんだか、しおしおの中年男のゾーダが他人に思えません。こういうドラマを見られると、本当に心が癒されます。どうも4月の新番組を順番に見ていて、こういう味のあるしおしお感や、それに匹敵する何かを見せてくれるものが少なく、どこか心が渇いていたのかもしれません。そして、F-ZEROがそれを満たしてくれた感じですね。

今回の一言 §

 マシンに乗り込むゾーダが、小さなコクピットに入るために、身体を小さくすぼめる描写が妙にそれらしくて良いですね。身体がとても大きくなったことが良く分かる演出です。

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