謎のアニメ感想家(笑)、翼の騎士トーノZEROのアニメ感想行ってみよう!
今日のゾロリの感想。
サブタイトル §
『きょうふのゆうえんち』
あらすじ §
ゾロリは、アーサーから城を巻き上げるために、城下町の隣に巨大遊園地を建設します。
エルゼ姫は遊園地で遊びたがります。ゾロリはアーサーに乗り物乗り放題のパスポートを進呈しますが、そこにサインが必要だと言います。これはゾロリの罠で、パスポートには城をゾロリに譲るという文言も書いてありました。それに気付いて憤慨するアーサー。
しかし、エルゼは遊園地で遊びたがります。
遊園地の遊具は、どれも、一度乗ったら嫌になるという意図で設計された酷いものばかり。そんな危険な遊具のピンチからエルゼを救うために、アーサーはへとへとのボロボロになります。しかし、エルゼは、そんな遊具を面白がり、次々と乗りたがります。
結局、城はゾロリのものになることになりました。アーサーは、エルゼさえ無事なら城などどうでも良いと言います。
しかし、いつもの間抜けな手違いで、アーサーがサインしたパスポートは失われ、またもやゾロリは城を手に入れることに失敗します。
感想 §
ゾロリという作品は、好感の持てる部分もありながら、反面、悪い意味で子供向けでありすぎる感じがあって、無条件で肯定はできない部分がああります。
(とはいえ、ズッコケ三人組などよりも、遙かに好ましい作品であるように感じますが)
たとえば、今回ならゾロリ、イシシ、ノシシの3人だけで遊園地を建設できてしまうところなどは、悪い意味で子供っぽいという印象を受けます。
そういう気になる部分を差し引いても、今回は凄く面白かったと思います。
特に、エルゼ姫が最高ですね。
本当に典型的な、分かっていないダメお嬢様タイプですね。
我が儘でアーサーを振り回してふらふらにさせていながら、それがまるで目に入らないで、次から次へと遊具に乗りたがります。そして、エルゼに止めろと強く言えない哀れなアーサー。
王子様とお姫様と言えば、物語の理想のカップルであるというのに。本来なら王子様は凛々しく、お姫様は良妻賢母を期待されるところであるのに、このアーサーとエルゼのカップルはあまりにそれとは違いすぎます。
アーサーの立場からすれば、必死にゾロリからエルゼを取り戻して一緒になったというのに、そのことがかえってアーサーの生活の負担になっているかのようにすら思えます。
いっそ、ゾロリにのしを付けて進呈した方がマシかもしれませんね。
しかし、それでもエルゼをむげに扱えないところが、男の誠実さというものでしょう。その点で、アーサーにはどことなく、好ましい意味での感情移入ができます。
アーサーは、心に弱い部分も持っていますが、それゆえに好感の持てるキャラです。
今回の一言 §
夫婦茶碗の解説が入る子供向けアニメというのも珍しいかもしれませんね。中々実用的な知識が学べる良いアニメ(?)。