べらぼうに忙しいのですが、それでも外に出ないと身体にも精神にも悪いので、ちょっとたばこと塩の博物館に行ってきました。
ここは、前から存在を知っていて、気になる施設でした。
しかし、煙草は全く好きではありません。渋谷も比較的良く行く場所で、新鮮味もありません。
そいうわけで、あまりモチベーションに恵まれない施設でしたが。
片道2時間も掛からない場所で、どこか行くところは無いかと探したところ、ここで行われる開館25周年・リニューアル記念特別展 20世紀デザインの旗手 レイモンド・ローウィが明日までということが分かり、行くことにしました。
道に迷って「二・二六事件慰霊像」 §
渋谷駅で降りて歩きましたが、いきなり道に迷いました。
博物館のサイトに掲載された地図を思いっきり見間違えたのが原因でした。
手持ちのポケット地図を見ても見つからず焦りました。しかし、索引から施設名を引くことができ、思ったのと相当違う場所だったことが分かりました。
その結果、かなり遠回りに歩いている途中で、「二・二六事件慰霊像」というものに出会いました。
どうやら意図せずして歴史的なものに出会う運命にあるようです。
そこから更に歩いて、たばこと塩の博物館に到着。
20世紀デザインの旗手 レイモンド・ローウィという看板も出ています。
20世紀デザインの旗手 レイモンド・ローウィ §
入ると詳しい女性が解説しながら客を引き連れてまわっていました。
見学しながらまわっていると、それに追いつき、途中から解説を聞きながらまわりました。
デザインセンス的には、ちょっとベタベタで分かりやすすぎる、という印象を持ちました。
しかし、解説によると、誰からも受け入れられるデザインというものを、受け入れるべき人達の感性によって選び取っていく手法を厳格に適用しているようで、現実的なデザインなのかもしれません。
ちなみに、戦後の日本でもいろいろと仕事をしたそうです。しかも、本国アメリカよりも破格の安さで。ペコちゃんの不二家のFマークも彼のデザインとは知りませんでした。
たばこと塩の博物館 §
こちらの方は、塩の世界と煙草の世界が完全に別れています。
ミニミニ歴史資料館的な側面もあると同時に、塩や煙草の製造方法などの解説もあります。
煙草については、江戸時代の家内制手工業的な煙草製造の、実物大の再現模型が面白いですね。
塩については、本物の大きな岩塩の固まりが展示してあるのが面白いと思いました。岩塩はあまり日本では見られませんので。
割と内容は良いかも §
見終わって、割と内容は良かったかもしれないと思いました。
特に、タバコ臭くないところが有り難いですね。煙草の匂いが染みつくような施設なら、いくら展示内容が良くても、敬遠するところです。