2004年06月21日
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時代アニメ論: サムライチャンプルー

Written By: トーノ・ゼロ連絡先

概要 §

 第4話までしか見ていない段階で書いていますが。

 琉球育ちだというムゲン、腕の立つ浪人ジン、そしてひまわりの匂いがするお侍を捜しているというフウという少女の3人組が旅をしながらいろいろな事件に巻き込まれる話です。

 と書くと普通に思えますが、かなり非常識に普通の時代劇感覚を逸脱した作品です。ムゲンは普通の侍の剣技とはほど遠い、何でもありの我流戦法です。ジャンプしたり、かがみ込んで足を払ったり、刀にこだわらず、体術込みで何でもありです。ヒロインとなるフウも、どこか普通の常識から逸脱した大胆行動を取る少女です。お代官様に捕らえられたムゲンとジンを助けるために、いきなり処刑場に大きな花火に火を付けて投げ込んだり、人違いで賭場のツボフリの座らされるときっちりサイを振って見せたりします。

ここが見どころだ! §

 たとえば、アクションシーンで、梁の上から見下ろすようなアングルがあったりします。こういうシーンを発想するには、単に建物の外観の写真を見ながら描くだけでは駄目で、建物の構造について詳細に把握しなければなりません。

 また、借金を返せない家の女が女郎屋に連れて行かれ、そこで格子の向こうから客を引くような描写は、良識ある普通の時代劇の感覚からは外れて、よりストイックにリアリティのある世界を描いていると言えるかも知れません。

 しかし、反面、あり得ない描写も続々登場します。たとえば、お代官の息子が金髪であったり、巨大なカニを店頭に飾った店があったり。それらは、けして変な者が紛れ込んでいるという感じではなく、1つの世界観を爽快に描ききるためのあるべき構成要素として埋め込まれている感じを受けます。

 そのあたり、時代アニメの特徴と考える以下の条件を見る感じがします。

  • 歴史的なリアリティをストイックに追求する部分がある
  • 現実の歴史からの痛烈に離反する部分がある

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