謎のアニメ感想家(笑)、翼の騎士トーノZEROのアニメ感想行ってみよう!
今日のファフナーの感想。
サブタイトル §
第5話 「約束 ～ちかい～」
あらすじ §
竜宮島は、新国連と通信を行います。
そして、やむを得ず、マークゼクスを新国連に渡す約束をすることになります。
一騎と会おうとして待っていた翔子は倒れて、医務室で一晩泊まることになります。そして、真矢、春日井君、一騎らとトランプで遊んで楽しいお泊まり会のように過ごします。
マークゼクスを受け取るために、新国連の船団が竜宮島に近づいてきます。
そこに、敵が出現します。
竜宮島の都合としては、船団がやられた方が良いのですが、そういうわけにも行かないので、一騎のマークエルフが助けに発進します。
翔子は 「私はあなたの帰ってくる場所を守っています」と言って一騎を送り出します。
しかし、別の敵が竜宮島の上空に出現します。歯が立たない竜宮島の防衛戦力。
一騎は、何とか島に戻ろうとします。
感想 §
「私はあなたの帰ってくる場所を守っています」という翔子の台詞。まさに、これに尽きますね。こんなにも感動的に送り出されるロボットのパイロットなど、滅多にいるものではないでしょう。身体が弱いのに、好きな男の子のために、必死に役目を果たそうとする本気の度合い。それは、そのへんのただ単に萌え系であるだけのヒロインには出せない味ですね。
一方で、ロボットアニメとして見た場合、マジンガーZで感じた古典的な不満が見事に解消されていることに、ちょっと感動。古典的な不満というのは、ほとんどのケースで機械獣が1体で攻めてくることです。マジンガーZが機械獣相手に手こずっている間に、別の場所に機械獣を送り込めばそっちの方は成功するのに、ドクターヘルって間抜け……などとドクターヘルの不甲斐なさに不満を抱きつつ見ていた子供だった訳です。しかし、今回の敵の動きは見事ですね。敵は2体。新国連の船団を襲撃し、マークエルフをおびき寄せたところで、新型が島の真上から襲撃。陽動だと気付かれないために、わざわざ新国連の船団を襲うあたり、非常に賢い敵ですね。
それはさておき。
別の見どころは春日井君です。一騎を助けるのが私の仕事、という翔子を、他の男に惚れていると分かっていながら優しくアシストできる春日井君。彼は格好いいですよ。
Aパートの最後で、お泊まり会の音楽のままアイキャッチに入ってピタリと終わる気持ちよさ。こういう音楽やアイキャッチも含めた総合的な演出がビシッと決まっているのは凄く良いですね。総合芸術としての完成度が高いです。
今回の一言 §
OPでタイトルが入ってくる瞬間が素晴らしい。ロゴの線のバランス感も素晴らしいですが、それを画面のフレーム内に入れてくる動きもいい!
