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2004年11月02日
トーノZEROアニメ感想ゾイド フューザーズtotal 1914 count

シリアスな大人の世界で、いかにも場違いな男の子を仲間にする切り口の上手さが魅力の一品!?

Written By: トーノ・ゼロ連絡先

 謎のアニメ感想家(笑)、翼の騎士トーノZEROのアニメ感想行ってみよう!

 2004年10月31日のフューザーズの感想。

サブタイトル §

第5話  「少年マット」

あらすじ §

 RDはユニゾンができたことで良い気になっていました。

 しかし、試合中に呼んでもフェニックスは来ません。

 ついに、マスクマンからゼロに乗るなとまで命じられてしまいます。

 一方、サベージハンマーは地上げの手伝いをしていました。

 地上げの対象になった建物に住んでいた少年マットはRDのファンでした。マットは腹が減ったRDにメシを食わせ、RDは勝手に初心者向けのゾイドであるレオブレイズを勝手に持ち出してマットに操縦を教えます。

 マットは地上げ屋に対抗するために、レオブレイズで走り去ります。

 RDはゼロに乗り込み、マスクマンからもうチームにいられなくなるぞと警告されてもマットを助けに行きます。

 そして、サベージハンマーと戦うことになりますが、RDは自分が慢心していたことに気付きます。するとフェニックスが飛来します。ユニゾンして戦います。途中で、マスクマン達や警察が来たため、サベージハンマーは引き上げていきます。

 RDは首にならず、マットはマッハストームにいることが許されました。

感想 §

 子供を意識した作品では、しばしば場違いなほど低年齢の子供達が登場することがあります。たとえば、コンバトラーVはティーンエイジャーの少年少女達がロボットに乗り込んで宇宙からの侵略者と戦いますが、作品後半になるとより低年齢の子供達が登場して、ケロットというコミカルなロボットに搭乗するようになります。真面目に考えれば、子供をロボットに乗せて戦わせるなど言語道断であり、リアリティというものを考えれば明らかに問題を感じさせます。むしろ、白けた気分を感じさせるケースすらあると言えます。

 それにも関わらず、作品が想定視聴者に親しみを感じさせるために、低年齢の子供達を登場させることは必須の要求といえます。それを上手く扱うことができるか否かは、最も作り手のセンスと腕前を問われるテーマの1つ、ではないかと思います。

 ちなみに、この問題を非常に上手く処理できた事例だと思うのが戦国魔神ゴーショーグンです。この作品では、悪の組織と戦うプロフェッショナル達と一緒に幼い子供が登場しますが、彼は人類の進化を担う特別な存在です。つまり、明らかに場違いな子供が戦いの場に入り込んでいるという構造ではなく、守るべき存在としての幼い子供がいるからこそ戦いが発生するという構造になります。

 という前置きはさておき、今回登場したマットは、ゾイドで戦う大人達の話である本作の中で、違和感を発生させかねないほどアンバランスに幼い存在です。ある意味、彼を生かすか殺すかで、この作品の運命が左右されかねないほどにスリリングな存在かもしれないと感じつつ見ていました。しかし、実に見事に描き切りましたね。

 マットはあくまで子供として描かれています。しかし、彼の置かれた状況は、とても過酷です。両親は不在であり、料理も自分で作る生活です。しかも彼の住んでいる場所は地上げの危機に晒されています。その上、出稼ぎに出た父親からそこを守ることを期待されています。つまり、マットは子供でありながら、大人が見ている過酷な現実に直面している存在であると言えます。むしろ、子供でありながら、大人のレベルで現実に直面しているからこそ過酷だと言っても良いでしょう。

 このような過酷さに負けなかった子供であれば、大人と混ざって行動しても、けして場違いではありません。むしろ、大人の方が彼に引っ張られてしまうぐらいの状況になります。

 更に、今回の内容では、単に大人に負けないだけでなく、子供だからこそ見せられるグッと来る展開を見せてくれますね。一人で地上げ屋に立ち向かうために、一人でゾイドを走らせるマット。それは、子供のまっすぐな心が走らせるからこそ、大きく視聴者の心を揺さぶることができるのだと思います。

今回の名台詞 §

マット「RD、僕、一人でやれるかな」

 この台詞の言い方が素晴らしい演技ですね。まさに、子供だからこそ見せられるグッと来る展開です。

更に感想 §

 非常に良かったのはRDとマットによるゾイド強奪シーンと、最後の掃除シーンです。消化器を使って汚した部屋は、事態が終わっても汚れたままであって掃除をしなければなりません。当然のことではありますが、その当然を描くことは実は面倒です。その面倒を描くことで、生々しい生活感が出てきますね。この作品は、架空のメカ生物をテーマにしているにも関わらず、掃除をしたり洗濯をしたりメシを食うシーンをまめに描くことによって、人間の生々しさを強く意識させてくれますね。見ていて居心地の良い作品です。

もっと感想 §

 「リーリン一押しZiファイター」のリーリンちゃん、可愛いですね。

 テレビの中のリーリンに焼き餅を焼くスイートも可愛いです。

 おたまを持ったスイート最高!

もっともっと感想 §

 音楽が良いですね。

 OPとEDの歌も凄く良いです。下手をすれば歌だけでも見たいぐらい。

 これは、音楽監督が小室哲哉さんだから良いのではないと思います。そうではなく、小室哲哉さんが良い仕事をしているから良いのだ、と見た方が良いような気がします。もちろん、他の音楽関係のスタッフも良い仕事をしていると思います。

 小室哲哉さんというのは、流行りの(しばしば私に退屈だと感じさせる)音楽を作る他に、けっこう面白い仕事もしています。たとえば、EURO GROOVE Vol.1というCDを買ったときなどに「えっ」と良い印象を感じさせてくれたことがあります。ですから、小室哲哉さんという名前だけで音楽の性質は決まらず、彼がいかなる方向に向いて音楽を作るかによっても中身が変わるような気がします。

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