謎のアニメ感想家(笑)、翼の騎士トーノZEROのアニメ感想行ってみよう!
今日の巌窟王の感想。
サブタイトル §
第二十二幕
逆襲
あらすじ §
アルベールは全ての真相を聞きたいと伯爵に言い、伯爵は語ります。
アルベールは伯爵を止めたいと思いますが、伯爵は行ってしまいます。
フェルナンは軍事クーデターを起こし、議会を選挙し、戒厳令を敷き、自ら大統領を名乗ります。それにより市街戦が発生します。
メルセデスはフェルナンのところに乗り込み、そこでフェルナンからエドモンをはめた真相を聞きます。それでも、メルセデスはフェルナンを許し、二人で遠くに行こうと言います。しかし、フェルナンはメルセデスを銃で撃ちます。駆けつけたアルベールも撃ちます。自分も撃とうとしますが、エドモンはまだ生きていると気付くと、甲冑を着込んで飛び出します。
伯爵の部下がフェルナンの戦艦に向かっていき、アルベールを助けようとします。
感想 §
冷静になって伯爵と向き合うことができるようになったアルベール。
立派に成長して、男になりましたね。
しかし、そのアルベールも、まさか父に撃たれてしまうとは、悲しいですね。
もう1つ意外なのは、フェルナンの戦艦や、市街戦でぬっと出てくる歩行戦闘兵器などの描写がなかなか良いことです。デザインも良いし、見せ方も上手いですね。そして、まさに原作のイメージを劇的に塗り替えた部分でもあります。
ビジュアル的には、軍事クーデターによる市街戦をバックに語り合う伯爵とアルベールという情景が壮絶ですね。これは、それだけ激しい心のぶつかり合いが起きているという心理描写であると同時に、フェルナンのクーデターがまさに進行中であるということも示しています。2重の意味を持つ、非常に凝った演出ですね。
今回の名台詞 §
フェルナン「おまえの綺麗事がどれだけ人を傷付けているか」
と糾弾されるメルセデスも、ある意味で可哀想ですね。
彼女はフェルナンと違って、本来は陰謀の被害者です。とはいえ、犯罪の影に女有りと言いますが、フェルナンの犯罪における女とはメルセデスに他ならない訳です。そういう意味ではまさに犯罪の関係者とは言えます。