2005年05月07日
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くにたち郷土文化館・国立市古民家

Written By: 川俣 晶連絡先

 国分寺方面の冒険からわずか2日後ではありますが、国立方面 (くにたち郷土文化館国立市古民家)に行ってきました。

 2日前は本来の時期から何日も遅れて行ったものであり、ゴールデンウィークという特殊性がありました。なので、2日後であろうとも、今日も出かける必然性があります。

 というわけで、今回の目標は、近すぎないが遠すぎないほどほどの場所ということで、国立方面に定めました。あちこちまわるようなハードな場所も避けるつもりでした。

 さて、くにたち郷土文化館の最寄り駅は、南武線の矢川。南武線の途中下車というのも経験がないので、まあ悪くないだろうと思いました。

くにたち郷土文化館 §

 南武線の矢川駅は、島式ホームで、線路を横断する跨線橋と駅本屋が一体になった典型的なスタイルの駅です。

 しかし、その中にいきなり「くにたち郷土文化館」の親切な案内板を発見!

 いろいろな歴史資料館を見てきましたが、駅にこれほど丁寧な案内がでているのは初めての経験かも知れません。

駅に案内板駅に案内板 [300x225] [600x450] [750x562] [1000x750] [1632x1224]

 そのあと、途中経路の道にも、親切な案内板が何カ所かありました。

 ちょっと良い気分で歩いていましたが……。

 しかし、到着してみると、何やらムードが違います。

くにたち郷土文化館くにたち郷土文化館 [300x225] [600x450] [750x562] [1000x750] [1632x1224]

 なんとガレージセールの真っ最中。(第17回 リサイクル・ガレージセールというものらしい)

 常設展示がどこかも良く分かりません。

 横の階段から下りようとしたら、そこは入るなと止められました。

 結局ガレージセールを突っ切った先に降りる階段があって、そこを下るべきだと言うことが分かりました。

 他に、鎧兜を着る体験?のような特別イベントもあったようですが、そこは避けて (時間と体力が無いのだ!) 常設展示へ。

 テーマは、多摩川の段丘(ハケ)だそうです。

 しかし、あまりグッと迫ってくる印象がありません。

 たとえば、都下の歴史資料館でも、他の場所は、新田義貞が通ったとか、鎌倉街道の宿場町だったとか、国分寺があったとか、玉川上水の取水堰があるとか、飛行場があったとか、そういう何か強く迫ってくる訴求点があるように感じられますが、ここはそれが希薄です。やはり、都下も歴史的に重要なポイントを持つ地域と、そこから外れた地域があるのでしょうか。そして、国立は、そういったポイントから外れた地域なのでしょうか。

 それが事実であるかどうかは分かりませんが、ガレージセールをのんびり開いている歴史資料館というのも初体験です。普通の歴史資料館とは違って、それだけを専業にできない地域なのか、という印象を受けました。

国立市古民家 §

 さて、駅の案内板を見た時に「しまった!」と思いました。

 あちこち巡らないで済む場所を選定したはずが、近くに古民家があります。

 ええい! 皿まで食おう、ということで古民家にもまわりました。

 途中、木陰の涼しさを実感しながら歩いていると、横にやたら立派な建物が。これはヤクルトの研究所のようです。

 古民家は、何とヤクルトの研究所の向かい側にありました。

国立市古民家国立市古民家 [300x225] [600x450] [750x562] [1000x750] [1632x1224]

 古民家のムードはおおむね過去に見た古民家と似通っていますが、うまやが存在する点が目新しく感じられました。ちなみに、庭にはダミーのつるべ井戸もありました。

城山公園 §

 古民家の脇は城山公園に続いていました。

 そこで、城山公園を通って、南武線谷保駅に抜けることにしました。

 城山公園では、よく寝ている2匹の猫の横を通り、泳いでいるカルガモを見て、通り抜けました。

 そのあと、駅まで道を歩くことになりましたが……。

 城山公園からしばらくは、舗装もされていない細い道を歩くことに。こんな道でも、地図では立派な線として引かれるのだな、と妙なところで感心しました。

 道は途中からまさに田舎の風景に変わりました。つまりは農地が続くということです。脇を流れる水も、明らかに農業用水に見えます。母の実家は富山で米を作ってましたから、農業らしさのムードは明確に分かります。

全体としての感想 §

 どうも、場違いな場所に来てしまったような気もしました。

 このあたりは、また別の、何か違う場所であるような気がします。

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