2005年07月01日
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電子出版の面白い時期は終わったらしい……

Written By: 川俣 晶連絡先

前口上 §

 前回は1回お休みしてしまいました。

 またお休みしそうだったのですが、2回連続はまずいので、1日遅れですが必死に書いています。

電子出版の面白い時期の終わり §

 この前、用事があって新宿のイースト株式会社に行った時、そこで偶然にも長谷川秀記さんに会って少し話し込んでしまいました。

 長谷川秀記さんは、自由国民社(現代用語の基礎知識を出版している出版社)の元偉い人で、日本電子出版協会(JEPA)の代表もやっていた人です。

 その長谷川さんいわく、もはや電子出版の面白い時期は終わったそうです。

 正確なニュアンスをここで再現できないので、その理由については述べませんが。

 確かに、電子出版が面白くない、というムードは感じます。

 紙の本の方が良いという意見もよく分かるし、実際、その場では私もそう思いました。

 しかし、今ここでこの文章を書いている今は考えが違います。

 まだできることがあるのに、電子出版がこれで終わるというのは面白くありません。

 もちろん、予算なし、時間なし、コンテンツ無しの三重苦状態で何ができるのかというと難しいわけですが。しかし、まだAdobe eBookフォーマットを突き詰めていないし、他の方式についてもまだまだです。

 私にとって、まだチャレンジすべき領域はあります。

 もう1つ重要なことは、世間が何に注目するかというのは、実は送り手の意思と一致するわけでは無いと言うことです。そして、世界は常に変わりうる可能性を秘めているのです。

 熱意を持って何かを成し遂げようと進み続ければ、そこに何かが生まれる可能性はあります。

とまあ勢いで書いてはみたものの §

 はたして何とかなるものでしょうかねぇ。

 と冷めた視線も抱えつつ。

 まあ、とりあえずまだ諦めてはいない、ということだけは事実です。

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