一応、軽く書いておく価値があると思いますので、PlayStation2本体の買い換えを行った話題を書きます。
従来の機材 §
PlayStation2本体は、最初に発売された時に買っています。つまり、SCPH-10000です。コントローラーのボタンを上手いタイミングで押すだけでDVDプレイヤーがリージョンフリーになってしまう初代機です。これは、居間に置かれ、今でも問題なく現役です。
それとは別に、PlayStation2のLinuxが出てきたときに、これを試すために購入したのがSCPH-18000です。その後、これが私のメインPlayStation2となっていました。Linuxの時には、もちろん外付けのHDDも購入しています。
その後、一般向けにHDDが発売になったとき、同等製品かどうか分からないし、Linuxとも同居できそうもないので、もう一度HDDを購入しています。(後から考えると無駄だったかも)
このHDDが、SCPH-18000の相棒としてずっと接続されていました。
FINAL FANTASY XIは、この環境でプレイしていました。HDD不要の他のゲームは、HDDの電源を入れない状態でDVDから起動してプレイしていました。
従来機材の限界 §
今年の6月ぐらいから、DVDドライブの読み込み不良が発生するようになりました。
現象としては、メディアの種類の関係なく、読み取り不良が発生するというものでした。(DVDメディアのゲーム、CDメディアのゲーム、DVDビデオ、音楽CDで確認)
対応の検討 §
問題はDVDドライブに限られ、外付けHDDには何ら問題ありませんでした。しかし、現行機種のHDDは内蔵型であって、同じHDDを使用できません。つまり本体だけの買い換えでは対応ができません。本体を修理するしかないのか、と思い、公式、非公式の修理関連情報も調査しました。
しかし、仕事が増えてやや収入があったことと、予想外にHDD内蔵モデルのPlayStation2本体が安いことが判明したことから、一転してHDD内蔵モデルの新規購入に方針を転換しました。
ちなみに、HDD内蔵可能な本体は前から欲しかった、というのが強力な動機としてあります。
PlayStation3の幻影 §
来春発売とされるPlayStation3は、PlayStation2のゲームも遊べるようです。どうせ買うのなら、それを待つという選択もあり得ます。しかし、本当に買うかどうかも分からない機材をあてにした計画を立てることはリスキーでありすぎるので、却下しました。
PlayStation2 (ミッドナイトブルー) BB Pack §
というわけで、PlayStation2 (ミッドナイトブルー) BB Packという機種を購入。
取扱説明書の型番は"SCPH-50000 MB/NH"となっていました。
箱を開いてみると、実にコンパクト。
電源ケーブル、AVケーブル、イーサネットケーブルの3本をつなぐだけで動作準備完了。とてもあっさりしていて嬉しくなります。
とりあえず、ACE COMBAT 5を遊んでみたりしました。
コントローラ §
実は数ヶ月前にコントローラがへたばって買い換えたばかりです。
新しい本体にもコントローラが付属していて無駄になったかと思いきや。
実は、買い換えた純正コントローラ(黒)は、十字ボタンが固く押しにくい問題がありました。そのせいで、たまに押し間違いが発生していました。
しかし、新しい本体に付属のコントローラは、極めてスムーズにどのボタンも押せます。品質が一回り良いような気がします。というわけで、これはラッキー。しかし、同じ純正コントローラでも違いがあるのだと分かって、ちょっと複雑。
縦置きスタンド §
このモデルは、縦置きスタンドが標準付属です。
これまで、TVの前に横置きしていたものを、思い切ってTVの隣に縦置きしてみました。
これにより、TVの前がかなりすっきりしました。
縦置きは良いものだと納得しました。
メモリカードは付属しない §
従来、HDDからシステムをブートするには、メモリカードにローダーを入れる必要がありました。そこで、何となくメモリカードは付属しているに違いないと思っていました。しかし、そうではありませんでした。
実は、本体内蔵型のHDDからブートするのにメモリカードは必要ないことが分かって、納得しました。つまり、HDDを使うためにメモリカードを気にする必要が無くなりました。これは良いことですね。
BB Navigator §
BB Navigatorのインストールはすぐに終了。
最初から新しいバージョンのBB Navigatorのメディアが付いていました。
ちなみに、アマゾンの情報では"PlayStation BB Navigator2(Version 0.30)"と記載されていますが、付属していたのはVersion 0.32でした。
PlayOnline §
次は、FINAL FANTASY XIのパッケージからPlayOnlineをインストール。
昔懐かしいPlayOnlineが立ち上がった後、バージョンアップして新しい姿に。バージョンアップはけっこう待たされました。
FINAL FANTASY XI §
続いて、FINAL FANTASY XIをインストールしました。拡張パッケージは持っていないので、まさに最初にFINAL FANTASY XIのサービスを開始した日に使ったメディアと同じものを使っています。
何というか、まさにあの日の気持ちが甦ってくる感じでした。初めて取り組むMMORPGという未知へのあこがれと、いつまで経っても始められない苛立ち!?
バージョンアップは5時間程度といったところでしょうか。100Mbpsの回線ですが。
まさに、寝る前に初めて、起きたら終わっていたという感じでした。
起動の遅延 §
1つ問題かもしれないことは、単に電源を入れると必ずBB Navigatorが起動してしまうことです。この状態からDVDドライブにゲームのメディアを入れて起動すると、余計な時間を食われます。
ただ、この問題はさほど重大ではないと感じました。
BB Navigator起動は、以下の方法で回避できることが分かったからです。
既にメディアが入っている場合 §
既にメディアがドライブ入っている場合、背面の電源スイッチオン→リセットスイッチを押す、という手順を取ると、BB Navigatorは起動せずメディアから起動します。
ドライブオープンで電源を入れる §
既にメディアがドライブ入っていないとしても、背面の電源スイッチオン→イジェクトボタンを押す、という手順でトレイを出して、すぐにメディアをセットしてトレイを閉じると、BB Navigatorは起動せずメディアから起動します。
アクセスランプ §
HDDのアクセスランプが、前面排気口の奥にあります。これは見えにくいと思います。あまり良い設計ではないと思いますが、コストダウンのためならやむを得ないのかな?
とりあえず、本体内部の反射等で正面以外の角度からも光は見えるので、消極的に納得しました。
その他の周辺機器 §
大したものはありませんが、とりあえずUSB接続のキーボード(Linuxのときに買ったもの)は、うまく接続できているようです。
感想 §
買って良かったと思います。
やはり新しいマシンは良いものです。
より厳密に言えば、単に新しいから良いのではなく、様々な使い勝手の改良が加えられているから良いのです。
特に、配線がシンプルになったことは非常に好ましい長所です。外付けHDDと本体の間の太く扱いにくいケーブルが無くなっただけでも良いと思います。
また、従来はただでさえコンセントが少ない部屋だというのに、本体とHDDで2つのコンセントを占有していましたが、これが1本で済むようになったのもポイントが高いですね。これまで、HDDのコンセントは使うときだけ差し込んでいましたが、そのような手間ももはや不要です。