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Written By: 川俣 晶
3月に買ってから9ヶ月。やっと読み終わりました。
というか、本気で読み始めたら一気に読めたような気がします。
さて、これは分類が難しい不思議な話ですね。
怪談のようで、怪談ではありません。
かといって、怪談を仕掛けているという仕掛けのドラマでもありません。仕掛けられた怪談は確かにありますが、それは物語の背景として中盤に出てくるだけです。
特に特異であるのが、小平次とお塚の関係です。
押し入れの中に入って覗いているだけの存在である小平次。
その小平次をなじり続けるお塚。
それにも関わらず、この二人の関係は強固であり、他人が入り込める余地がありません。
たとえ入り込んだと思ったとしても、それは手段として使われているだけのことです。
これは、はたして1つの安定した男女関係と見て良いものであるのか?
これは、当人には幸福な男女関係の1種と見て良いのか?
ちなみに、何となく連想したのは、映画・機動警察パトレイバー2の柘植と南雲の男女関係でした。あまり類似点はありませんが、何となく連想しました。
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