チョッパー「おい! ダッチロールしてるぞ!」
Cargo「ああ、こちらは輸送機…、マザーグース・ワン。機長が撃たれた」
チョッパー「なんだって?」
Cargo「乗員の中にもスパイが紛れていた。ああ、エンジン2基停止」
チョッパー「あんたは誰なんだ?」
ナガセ「そんなこと質問する必要はないわ」
チョッパー「どういうことだ?」
ナガセ「字幕の台詞の上の名前を見て。彼の名前はCargoさんよ」
チョッパー「Cargoって名前なのかよ。積み荷って意味じゃないのか?」
ナガセ「これだから、教養の無い人は駄目ね。カーゴ一家の頭目キャリング・カーゴと、跡を継いだ娘のエルチ・カーゴを知らないの?」
Cargo「あのぉ。もしもし?」
チョッパー「誰だそりゃ」
Cargo「操縦の方法を……」
ナガセ「ランドシップのアイアン・ギアー級の1番艦、アイアン・ギアーを使っていた一家じゃないの」
Cargo「教えてもらいたいのだが……」
チョッパー「ランドシップって、地上の船か? まさか砂漠空母とか言うなよ、エリア88じゃあるまいし」
Cargo「素敵な声のお嬢さん、話を聞いてくれないか?」
ナガセ「そうだ。分かったわ。これは未来人の陰謀よ。未来のイノセントが、タイムマシンで過去に干渉してるのよ。エルチ・カーゴの祖先を殺して、土まんじゅうがアイアン・ギアーを根城に暴れ回る未来を改変する気なのよ。つまり、マザーグース・ワンに乗っているCargoさんは、エルチ・カーゴの祖先だったのよ!」
Cargo「これからトミーが不時着を試みる。彼も精一杯努力してくれているが所詮素人だ。どうなるかわからない。まるでアドバイスをしてくれなかった君たちに、先に呪詛の言葉を述べておくよ」
チョッパー「おい、なんかカーゴさんが逆ギレしてるぞ!」
ナガセ「大丈夫。3日逃げ切れば私たちに非はないわ」
チョッパー「いけね。もう燃料が無いぜ。3日逃げ切る前にビンゴだ!」