発売になった「実践Web 2.0論」という本の著者略歴の現在の興味対象に、「東京各地の郷土資料館を巡ること」などと書いてしまった他に、身体をいっぱい動かさないと健康上問題があるという先週と同じ理由で出ました。
とりあえず無理のない場所に出向いてみることにしました。
でも、今週も大いに無理があった……。
いや、多摩丘陵の坂の多い土地ではないし、新宿発の西武新宿線沿線であって、けして五日市線のような遠方の鉄道沿線でもないし、大変なことはないと思っていたのですよ。 行き先は、西東京市郷土資料室です。
西東京市郷土資料室 §
廃校になった校舎を使った施設という、都下ではしばしば見かけるスタイルです。
しかし、中身の根性の入れ方が違います。
何と教室5つと廊下を使って、めいっぱい様々な展示を行っています。
遺跡の発掘物や、昔の道具類など、たとえば足で動かすミシンのような懐かしいものもありました。珍しいものだと、和文タイプの実物も置いてありました。
特に興味深いと思ったのは、ハンドメードの乳母車です。明治時代に作られたという4輪のなかなか立派なものです。
苦労した理由 §
田無で電車を降りたところ、雨が降っていました。やむことを期待して駅前の2階のラーメン屋で昼食のつけ麺を食べて出たら、雨は激しさを増していました。天気予報曇りだったから行くことに決めたのに!
しょうがないので、前の前のドラッグストアで299円のビニール傘を買って歩くことに。
ところが、雨は激しさを増す一方。靴やズボンの裾も濡れて、トホホです。しかも、風が吹いたらビニール傘の骨がクイッと曲がってしまいました。ビルの下に入って雨宿りしつつ傘を直しました。そのまま、雨が弱くなるのを待ってから出ました。
しかし、真の苦労はその先にあります。
根性を入れ直して西東京市郷土資料室まで歩き、見学。そのあと、地図を見ると花小金井駅まで歩けそうだと分かり、冒険になると思いつつも「果て無き冒険スピリッツ!」などと訳の分からないことを呟きつつ歩きました。多摩六都科学館の近くを通過して、駅までたどり着きました。そして急行に乗って帰ってきました。
さて、ここのどこに苦労があるのかというと、実はラーメン屋の席を立った瞬間から、急行が高田馬場(終点の1つ手前)に到着するまで、一度も座っていない……ということにあります。その間、ずっと立ったまま。移動も見学も立ったまま。
本当に足が限界に達しました。
なかなかの冒険 (汗。