1980年代から1990年代中期までの期間、NiftyServeに入会すると、アメリカの大メジャーパソコン通信サービスのCompuServeのIDも一緒に取得できるというのは大きなメリットだったわけです。
マイクロソフトはCompuServeに勝つためにMSNという新しいサービスを立ち上げる……という話題も1995年頃にあったような気がします。それぐらい大きな存在だったわけです。
なので、別に使わなくても、CompuServeのIDの1つぐらい持っていてもいいか……という感じで、NiftyServe入会時に申し込んだIDを「使いもしないのに」ずっと持ち続けていたわけです。
しかし、さすがにCompuServeなどと言っても名前すら知らない人が大多数になった今、IDを持ち続ける意味はありません。
というわけで、解約することにしました。
以下は、そのメモです。
ちなみに、ここで扱うのはNiftyServe経由で取得したCompuServe IDのみです。
日本語で分かる情報 §
以下のページ群が最も簡潔で適切だと感じました。
解約そのものは、ここから「入会・解約」→「コンピュサーブ解約申請」と進むだけです。
溜まったメールの扱い §
解約前に溜まったメールをPOP3で落としておこう……と思うと大変だということが分かりました。
まず、POP3で外部ネットワークからインターネット経由でメールを落とすには、Personal Addressの発行の手続きが必要です。
これを既に行っていれば良いのですが、行っていないと大変のようです。
これを発行する手続きは上記サイトにPersonalAdressの発行方法として書かれています。
しかし、この手順を実行すると、「メールボックスをアップグレードする必要があるけど、アップグレードするとメールが消えちゃうよん。先に落としておいてね」(いい加減で当てにならない意訳)と言われてしまいました。(このメッセージが出る厳密な条件は不詳)
メールを落とすためにアップグレードするとメールが消える……というのは最悪です。
しょうがないので専用クライアントからメールボックスを見ると、溜まっているのはここ数ヶ月に来たspamだけのようなので、落とさないで解約を実行してしまいました。
というわけで、煮え切らないですが、この件については答は無し!
感想 §
実はCompuServeの自分のIDが分からず大焦り。
しかし、古い環境(PC-9801時代)のフルバックアップから記録のファイルを探し出して、何とか知ることができました。
ちなみに、このフルバックアップは82.7MB……。常用環境の全て合わせてもたったこれだけ……。今ならたぶんこの千倍でも足りませんね (汗。