「多摩川を歩く・京王線 中河原→西武多摩川線 競艇場前」で、ずっと乗る機会がなかった西武多摩川線に、やっと乗ることができました。
西武多摩川線といえば…… §
見る機会の多かった路線です。
何せ、京王線に乗って車窓を眺めていると、眼下に交差する路線として見えます。それだけでなく、わりと規模の大きな駅(白糸台)もよく見えます。
更に、東小金井に通っていた学生時代、1つ手前の武蔵境ではよくホームにとまっている西武車両を見ました。
しかし、明らかに自分にとって意味のある路線ではないため、全く乗る機会がありませんでした。
今日、一駅だけとはいえ、初めて乗車できました。
また、白糸台から武蔵野台への乗り換えも初体験できました。
衝撃の競艇場前駅 §

まずは競艇場前駅です。
軟弱にも上の写真の階段ではなく、脇のエレベータで上がりました。
今やどこの駅にも設置されているエレベータ。それがあるので、すっかり都会の私鉄駅だと思ってしまいました。
ところが……。
自動改札がない……。
パスネットを手に呆然……。
結局切符を買いましたよ。
切符買うのは久しぶりです。
そして、改札を通って中に入ると……。
窓からホームが2本見えます。
上りと下りだろう……ということは容易に推測できました。
そこで、武蔵境方面と思われるホームに降りる階段を探したのですが、見つかりません。
ホームに降りる階段は1つしかなく、しかも「どっち方面」とも書かれていません。
諦めて降りてみると新たな衝撃が。
線路が1本しかない!
敷地は2本分あるのに、線路は1本しかない!

つまり、ホームの1本は完全に意味を成していません。
そして、よく見れば使えないホームの跨線橋の出口が塞がれています!

つまり、もう1本のホームへ降りる経路は、意図的に見つからないようにしてあったわけですね。
懐かしい車両 §
やって来たのは、湘南型っぽいマスクで、20メートル級3扉車という「いかにも西武っぽい」と感じられる車両でした。
(ただし、以下の写真は白糸台で撮影)

20メートル級ロングシート車なら黙って4扉だろう!という勝手な思い込みに反して3扉というのが、西武に乗る醍醐味ですね。
白糸台 §
単線なので、白糸台では上りと下りを交換していました。

ここで感動したのは、安全測線が正しく機能していたことです。
ふと見ると、自分が乗ってきた電車の前にあるポイントが、きちんと安全測線側に開いていました。しかし、対向列車がホームに入った後で見ると、本線側に切り替わっていました(あとから写真を見て気付いた)。
複線の路線では見られない光景と言えます。
なかなか見られない「生きている鉄道システム」を目撃したような良い気分でした。
白糸台→武蔵野台 §
道が思いっきり難しいです!
さほど遠くはないのに、大回りをさせられて、しかもどこで曲がるのかも良く分かりません。
白糸台の駅前に地図が出ていますが、それだけでは分かりにくい感じです。
ちなみに、武蔵野台の駅は地下の通り抜け通路に改札がある構造なので、北から入っても南から入っても乗ることができます。地図を見ると、一見南にまわらないと乗れないかのような錯覚を感じる可能性がありそうですが、北からで大丈夫です。
というわけで、オマケとして武蔵野台の9000系です。
