実は、今までずっと見落としていた聖徳(せいとく)記念絵画館というものがあると知り、慌てて見に行きました。
場所は? §
神宮外苑です。
信濃町の駅のすぐ近く。神宮球場の近く、国立競技場の隣です。
たぶん、スポーツ関係のファンなら見ている可能性が大きい場所といえますね。
(つまり私はスポーツ関係のファンではない)
建物は? §
昭和初期の素晴らしい建築ですね。特に、ホールに入って見上げた天井の高さが良いですね。
しかし、この左右に広がった形といい、階段を上がっていく入口といい、デストロイ オール ヒューマンズ!の議場に似ていて困ります。何せ、昨夜はこのゲームの中でこの階段に陣取って戦争に賛成投票する議員達をひたすら議場に入れないようにひたすら殺しまくっていたので。(なんて毒のあるゲームだ!)
中身は? §
凄く面白いです。
明治天皇に関連する日本画と洋画が数十点並んでいます。
愛馬の剥製も展示されています。
明治天皇というのは、歴史の教科書に必ず出てくる有名人でありながら、実は明治天皇に関する書物は極めて少ないのです。実質的に、ドナルド・キーンの「明治天皇」が初めてと言っても良いのではないか……というぐらい少ないのです。
しかし、ここに来て絵画を見ていると、明治天皇も生まれて死ぬ一人の人間であることが強く意識されます。そして、皇居の外に出て様々な人々と触れる機会も多かったことが感じられます。
……というわけで、行って良かったと思います。