Written By: 川俣 晶
「マックスコーヒーってあるだろう?」
「うんうん、あるね。電脳コイルの看板に出てきたオレンジ色のコーヒーね」
「それに対抗して新しいコーヒーを考えた」
「甘いのか?」
「味は自由にカスタマイズできるぞ。渋いのもOKだ。ここはマックスコーヒーに対するアドバンテージね」
「おいおい。いったい、どんなコーヒーなんだ?」
「題して、ミックスコーヒー」
「いかにもマックスコーヒーのパクリやなぁ」
「中身は別物だぞ」
「どう違うんだ?」
「まず、いろいろなコーヒーの美味しい豆を集めてくる」
「うん。それで?」
「で、その豆を自由なバランスでミックスするんだな」
「だからミックスコーヒーか」
「豆単体では出せない、様々な味のバリエーションが作れるぞ!」
「それって、どこでもやってるブレンドとどこが違うんだ?」
「あっ……」
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