2007年07月17日
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第10話「カンナの日記」でのヤサコのファッションで「おおっ」と思ったこと

Written By: トーノ・ゼロ連絡先

 電脳コイル第10話「カンナの日記」を見ていて「おおっ」と思ったことがあります。

 (以下、解釈が正しいという保証は全くありません。むしろ、眉に唾を付けつつ読むのが正当な態度でしょう)

「おおっ」と思ったこと §

 まず、ヤサコのファッションは何種類かあることに注意してください。

 とりあえず、以下の2つの違いを抑えておきましょう。

  • 第1話、引っ越してきたときに着ていて、それからも何回も着ているちょっとセーラー服っぽいもの
  • 普段着的なラフなもの

 前者は、ファッション的に「キメる」時に着る服と思われます。隙を見せたくないとか、緊張感のある相手と向かい合う場合に着る勝負服です。第1話の「新しい街に行く……」というのも、緊張感を持って隙を見せたくない状況の1つです。

 後者は、親しい相手を前にリラックスした時に着る服です。

リラックスしていたヤサコ §

 第10話「カンナの日記」で、ハラケン、フミエ、ヤサコの3人が道順を辿るシーンで、ヤサコはラフな服を着ています。ハラケンとフミエを前に、リラックスしていることが示唆されます。

リラックスしていないヤサコ §

 ところが、翌日に日記をハラケンに渡すシーンでは、ヤサコは勝負服の方を着ています。ハラケンに対してはリラックスしていたにも関わらず、ここではハラケンに対する緊張感をヤサコは示しています。

つまり、こういうことか? §

 つまり、たった1日で、ヤサコとハラケンの距離感は変わってしまったわけです。

 この間に何があったのかといえば、ヤサコが4423を思い出したことによって、4423=ハラケン説を思いつき、ハラケンを異性として意識するようになったことと、カンナの日記を読んだことです。

 つまり、恋を意識し、その直後に「恋のライバル」の存在を目の当たりにしてしまったわけです。

 その結果、ヤサコは「恋のライバル」に負けないために勝負服を着なければなりません。しかし、それは勝負服を着る理由の全てではありません。ヤサコは、自分の心を敗北による崩壊から守るために、隙のない服を着て行かねばならなかったのです。おそらく、理由の半分以上は後者の方でしょう。

ファッション1つでこれだけの演出 §

 ファッション1つで、これだけヤサコの心理を演出しているのだ……と気付いたときは「おおっ」と思いましたね。

 こういった理屈は、視聴者が意識的に理解することはまずないでしょう。しかし、ファッションから受ける印象で、無意識的にヤサコの心理が分かりやすくなっているはずです。

 意識されざる情報量の多さ……という電脳コイルの優れた特徴の一例ですね。

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