Written By: 川俣 晶
たまたま、全く対照的なブログ記事を見かけたので、リンクを並べて書いておきます。
ソフトウェアのビジネスモデル(3)
[話題]パートナー企業のNTT東日本の副社長が、MSを批判
前者は、以下のように述べて、ソフト開発には大きなコストが掛かることを指摘しています。
品質の高いソフトウェアを開発する、というのは決して小さなコストで済むものではありません。ソフトウェアを開発する技術者の人件費だけではなく、テスト担当者、ドキュメント制作担当者、サポート担当者などのコストを含めますと、小さなソフトウェアであってもかなり大きなコストがかかるのは絶対的な事実です。まさしく、「タダでできるはずがない」のです。
一方で、後者の記事は「厚さわずか数ミリのCD―ROMを3万円だ、4万円だと売った。分厚い説明書と共に、空気と発泡スチロールを大きな箱に詰め込んで売るのは、本当はおかしいと思う」という発言を肯定し、それを「暴利を貪ることができる収益構造」と述べています。
つまり、前者は「ソフトの開発」という手順に要するコストを問題提起しているのに対して、後者はそのようなコストは存在しない、あるいは存在しても微々たるものである……という立場を取っているように見えます。
非常に興味深い対比ですね。
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