アシュダバダ「あの憎きチョッパーマンをやっつけるにはどうしたらいいのか……。そうだ! あいつの好きなものを使って物欲で釣ろう!」
アシュダバダ「あー。あー。チョッパーマンに告げる。我々の手の中には1970年代のビンテージなラジカセがある。超レアものだぞ。これで聴くロックは最高の音色だ! 今からPuddle of MuddのBlurryを流すぞ!」
チョッパー「ああ、この音色! 落ち着く! ってか欲しいぞ、そのラジカセ」
アシュダバダ「このラジカセが欲しければ俺様の言うとおりにするのだ」
チョッパー「分かった。で、どうすればいいんだ?」
アシュダバダ「スタジアム上空でわざとユーク軍機に撃たれて墜落してみせるのだ」
チョッパー「そんな! 殉職したらラジカセでロックを聴けないぜ!」
アシュダバダ「そんなもの、演技でいんだよ。(チョッパーマンが墜落したとみんなが思い込んでオーシアの士気が落ちれば十分だものな)」
チョッパー「分かった。それじゃ、墜落演技を見せてやるぜ!」
アシュダバダ「ふっふっふ。ロック馬鹿のチョッパーマンを騙すぐらい、ちょろいもんだぜ」
ケイフィア「ちょっと待った」
アシュダバダ「出た。2番機マニアの死なない女!」
ケイフィア「そのラジカセ。ヤフオク相場だと100万円は下らないわよ。15年前の戦争に負けて貧乏なベルカ軍人が、どうしてそんな高いラジカセを持ってるの?」
アシュダバダ「ぎくっ。こ、これはだな。ほ、掘り出しもので……」
ケイフィア「いいから見せなさい!」
チョッパー「あーーーっ。ラジカセだと思ったら中身は最新式のデジタル式マイクロコンポかよ!」
ケイフィア「ほら見なさい」
チョッパー「ビンテージなラジカセの音をエミュレーションする機能付きかよ。欲しい。欲しいぞ、このコンポ! アシュダバダ、何でも言うことを聞くからこれをくれ!」
ケイフィア「いい加減にしなさい (ぼかっ)」