今日は、世田谷美術館分館 清川泰次記念ギャラリーに行き、「収蔵品展 WORDS OF A PAINTER -清川泰次 その思索と絵画」を見てきました。
場所 §
世田谷美術館分館 清川泰次記念ギャラリー §
2008年08月09日 世田谷美術館へ行ったときに存在に気付きました。
中でも最大の衝撃は、うちからかなり近いこと。何せ、成城学園前から徒歩3分です。下高井戸から世田谷線で2駅、山下/豪徳寺で乗り換えて小田急線4駅 (各駅停車で)。世田谷美術館と違って、駅の近くにあるので、バスに乗る意味もありません。これは、気軽に行こうという気になる近さです。
というわけで、行ってみました。
いや本当に駅から近いので、良い立地だと思いました。世田谷美術館とは大違いです。
収蔵品展 WORDS OF A PAINTER -清川泰次 その思索と絵画 §
展示室は元アトリエなのでしょう。天井は高いのですが、それほど広くはありません。しかし、展示内容は面白いもので、思わず口をポカンを開いて見とれていました。
絵も良いのですが、"WORDS OF A PAINTER"という趣旨で添えられた「言葉」も素晴らしい! 詩的なセンスが十分にある他に、語られている内容もかなり鋭いものばかりでした。
無対象純粋芸術 §
うろ覚えで書きますが。
物を抽象化した抽象絵画ではなく、対象のない無対象純粋芸術なのだ、という言葉はなかなか印象的でした。
また、未完成の絵画を多数アトリエに置いておき、ある時にふと分かって線を引くことで完成するというような話も、印象的した。
この人は、けして知ったかぶりではなく、きちんと分かっていて作品に向き合っていたことが良く分かります。いや、そもそも作品を見るだけでそのことは良く分かるのですが。(私ごときがそのような感想を持つことがそもそも僭越ではありますが)