世の中には凄いことを考える人がいるもので、環七の地下に鉄道を造るというのがメトロセブン。環八の下がエイトライナー。そういう構想があるという話だけは以前から知っていました。(未成線がらみで調べていくと名前が出てくる)
さて現在、うちの近所の環七の地下には地下調節池という巨大な地下施設があります。しかも、これはそのまま海まで延長する予定だという話もあります。これで地下に鉄道など引けるのか? と思って軽く調べてみると。
エイトライナー・メトロセブンより
なお、２３区西部地域の環状７号線直下には、神田川の水害防止のため地下調節池（杉並区和泉１丁目～中野区野方５丁目）があり、現在のところ環状８号線のような運動には至っていない。
メトロセブンより
メトロセブンあるいは環七高速鉄道（かんななこうそくてつどう）は、東京都特別区の都心部から約10km圏の北東部地域を結ぶ環状鉄道計画。北区の赤羽駅と江戸川区の葛西臨海公園駅を結ぶ予定である。
なんと元々メトロセブンの対象外!!
心配する意味はなかった!!
しかし、全く無縁の鉄道かというと、そうでもありません。
メトロセブンより
当初は足立区、葛飾区、江戸川区の各地域を結ぶ構想であったが、現在では足立区西側に隣接する北区の赤羽駅まで延伸の上、同駅より西部地域を環状に結ぶエイトライナーと連絡し、特別区の外周部を相互に連絡する鉄道計画に発展した。
つまり、八幡山で京王線からエイトライナーに乗り換えれば、メトロセブンに接続できるというわけです。
そうなると気になるのは八幡山駅での乗り換えです。環八は駅改札からかなり遠いのです (時々散歩で歩くからこの足が知っている)。今から駅の移転は難しいでしょうから、長い連絡通路が必要とされます。しかし、仮に駅の位置を環八上に移転させると、ただでさえ極端に近い八幡山、芦花公園駅間(0.7キロ)が更に短くなってしまいます。
環八上に駅がある高井戸で乗り換える方が楽かも?
全ては机上の空論 §
とはいえ、メトロセブン、エイトライナーのどちらも具体的な着工の見込みがない計画線です。考えてもとりあえず御利益はありません。
しかし、失敗した山手急行の恨みを晴らすかのような計画線なので、興味は引かれます。
