「ネギま!」のエヴァンジェリンと「崖の上のポニョ」のリサの物語的な役割は同じか!?

　宮崎駿ネットワーカーFCのWinds Talkメーリングリストに送った内容のうち、ネギまに絡んだ部分だけ抜粋して以下に掲載します。

本文 §

　仕事場のデスクサイドに置いてあったネギま!23巻を何気なく手にとって開いたときに「あれ」と思いました。どうも、この感触は何かに似ているような……。

　そこで気付きましたが、ネギ=宗介の立場から見たエヴァンジェリン=リサは似ています。表面的には、エヴァンジェリンは赤の他人の吸血鬼であり、リサは人間の実の母で似ていません。しかし、今のネギ=宗介から見える状況に限れば驚くほど似ています。

　類似点を以下に列挙します。

• 若々しく美しい
• 主人公の父親を深く愛している
• 圧倒的な行動力と戦闘力を誇る
• 主人公を鍛え導く立場であり、時には妥協無く厳しい態度を見せる
• しかし、主人公のピンチには身体を張って助けに出てくることもある
• 主人公の試練には自分は出て行かずに待つだけ
• 気が乗らないと、驚くほどだらける

　いや本当に似ています。

　過剰に低年齢の男の子が主人公であることや、遠くからやって来て秘密の能力を持つ女の子(ポニョ/明日菜)の存在も合わせると、人間関係の基本骨格は似ていると言えるかも。

　しかし、これは偶然ではないし、宮崎駿が「ネギま!」の影響を受けたということもないでしょう。問題はもっと本質的な部分にあると思います。