2009年07月01日
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下高井戸分水が対象とした農業用水の給水地域はどこか

Written By: 川俣 晶連絡先

 桜上水Confidentialさんの協力で北沢川のラインを本格的に引き直してやっと理解したことがあります。

  • 三田用水方面と同様、天然河川に由来する低い水路と、人工の稜線上の水路の2本立て構成が基本である
  • 稜線上の水路は北沢川と烏山川の谷地に挟まれた稜線上にあり、双方に対して水を供給する機能を持っていた可能性がある
  • 従って「て」さんの「北沢川と烏山川を一体のものとして考える」という方法論は妥当性が高いかも知れない

 しかし、実はそのあたりは序の口でした。

 実は下高井戸分水の解釈にも影響する可能性に気付いて愕然としました。

解釈への影響とは §

 以下の地図で説明します。


より大きな地図で 玉川上水下高井戸分水の対象想定範囲説明図 を表示

 従来、下高井戸分水が主に農業用水を供給する範囲は、ごく大ざっぱに上の地図の赤い領域だと考えていました。その根拠は、下高井戸分水であるとほぼ確定的に確定できた水路範囲がここだけだったからです。

 しかし、「天然河川に由来する低い水路と、人工の稜線上の水路の2本立て構成が基本である」というポリシーが下高井戸分水にも適用されるとすれば、この解釈はガラッと変ります。赤い領域に属する下高井戸分水の範囲は「人工の稜線上の水路」ではなく「天然河川に由来する低い水路」にあたると考えられます。そして、この領域に対応する「人工の稜線上の水路」は玉川上水の本流しか存在しませんが、その水は少なくとも建前上、自由に使えないと考えられます。

 とすれば、実はごくおおざっぱに黄色の領域こそが下高井戸分水が主に機能する領域だったのではないか、と考えてみたわけです。この範囲において、下高井戸分水は「人工の稜線上の水路」として機能し、神田川ないしその支流が「天然河川に由来する低い水路」にあたります。

下高井戸最後のフロンティア §

 このような考え方は、現在の下高井戸の地理的範囲内において、最も水に乏しい地域への水の供給手段として機能することから考えても、あり得る可能性ではないかと感じます。「宿」を除けば最後に農地としての可能性が切り開かれた地域ということになり、まさに「下高井戸5丁目、それは下高井戸最後のフロンティア」という感じになります。

 しかし、ただのアイデアのメモなので以上はけして信じないように。

感想 §

 前提が根底から覆ってしまいました。ありゃりゃ~。

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