このサイトに送られてくるメッセージはヤマトに関するものだけ異質です。
具体的には以下のようなタイプです。
- 年長である (子供がいることも珍しくない)
- 礼儀正しい
- 押しつけがましくない
- 数が多い (が全体からは少数派に見える)
- オタクではない
- ネットにどっぷり浸ってもいない
- アニメの話はほとんどない。ヤマトの話をする
つまり、これが本当のヤマトファンでしょう。
というわけで、私も彼らの仲間であると見られて構いません。
ちなみに、オタク扱いされることは我慢がならないけれど、ヤマトファン扱いされることは構わないぞ。それは完全に別物だ。
たとえば §
最近届いたメッセージの一部です。
ID: 20091213121820
Subject: ヤマト復活編を見た翌日に語ってみよう
Keyword: 【▲→トーノZERO→アニメ感想→宇宙戦艦ヤマト】
URL: http://mag.autumn.org/Content.modf?id=20091213121820
名前: 本放送は母と妹に負けてハイジを見ていました(泣)
本文:
はじめまして。
公開初日・・・という訳にはいきませんでしたが、二日目に観てきま
した。
確かに突っ込みどころ満載の内容でしたが、恐らく時間的制約でカットしたところもあるんじゃないかなと思いますよ。
でも全体的に考えたら面白かったですよ。年を重ねてもやはり古代は古代なんだなぁと...
愚かかもしれませんが、また観にいこうかと考えています。
レイトショー1000円で(笑)
そうそう。私も愚かかも知れませんがまた見ようかと思っています。できればディスカウントを活用して! また古代くんや、乗組員のみんなに会いたいではないですか!
ID: 20090904125123
Subject: 宇宙戦艦ヤマト「復活編」は、中年太りした僕らの大地にヤマトを取り戻してくれるのか?
Keyword: 【▲→トーノZERO→アニメ感想→宇宙戦艦ヤマト】
URL: http://mag.autumn.org/Content.modf?id=20090904125123
名前: RUNNER
本文:
はじめまして。
本日、ヤマト復活編を観てきました。
当然のことながら、マツモト色は皆無の内容でしたが昔のヤマトの匂いを濃厚に受け継いでいたように感じました。
矛盾満載のストーリーや、唐突な展開等々、今の世代のアニメファン層に受け入れられるとは思えませんが、中年を迎えたオールドファンである私には、十分に「ヤマト」を堪能することができる内容でした。
今まで自覚はなかったのですが、自分も「西崎ヤマト派」だったのだと認識しました。
そういえば、一番好きなヤマトは「新たなる旅立ち」でした。
開封初日なのに観客はまばらで、興行的な成功は難しいかもしれません。
それでも続編を期待しています。
そうそう。なんと言っても「あのヤマト」を堪能できたことが最高なのですよ。これはもう理屈ではなくて。観客がまばらでも、そんなことは本放送が始まった時の視聴率の低さを思えば怖くないさ。
むしろブームの時代の方が怖い。猫も杓子もヤマトだし。野球部のクラスメートがぼそっと「ヤマトって何が面白いのか分からない」と言ったときになんとホッとしたことか。分からないのがノーマルです。
(これは拒絶するという意味ではないですよ。溝を渡ろうという気概のあるやつにはみんな手をさしのべると思います。しかし、自分で渡ろうとしない奴に延ばされる手はないでしょう)
結局…… §
ヤマトファンの心はヤマト乗組員の心とシンクロしているのだと思います。
ヤマトの権利を主張する争いや、しかも次々とヤマトの権利争いに参戦する企業も含め、どこにヤマトが行くか分からない状況を通じて、「それでもヤマトが好き!」と言える心の強さがあるのがヤマトファンなのでしょう。
それは、サンライズがしっかりオフィシャルのビジネスを続けているガンダムとは違う状況です。あるいは、河森正治さんがしっかり把握しているマクロスのね。
その状況にストレートに対応するのが「複数勢力の争いの場に飛び込む」という今回の映画なのでしょう。誰が真実の味方で誰が真実の敵かも最初は分からないまま、自分で自分の行動を決めねばなりません。