というわけで、買ってきました。
「宇宙戦艦ヤマト オフィシャル・ファクトファイル No.1」です。
バインダー付きで安く売るとは大胆ですね。
しかし、驚きました。
何しろ、古代、雪はいいとして、アルフォンですよ!
我が大暗黒星団帝国は不滅だ、このアルフォンもな……と言われたような気分です。
それにしても、この21世紀の今になって、ヤマトの新しい本が出るとはまさに奇跡的です。ブームの頃は、がっかりするほど中身の薄い本までうじゃうじゃ出てきて手に負えないほどだったのにね。
気付いたことは以下の通りです。
- 発進時の台詞があまり正確ではない。「補助エンジン、両舷全速 艦体、傾斜起こせ」と書いてあるが、「補助エンジン始動5秒前、砲雷撃戦用意、主動力線コンタクト、メーンエネルギー、スイッチオン。傾斜復元、船体起こせ」(中略)「補助エンジン両舷全速。面舵一杯」だった気がする。たぶん「艦体 (かんたい)」の言葉はない。ちなみに、「艦体」はウォーターラインシリーズの説明書での造語であって、そんな言葉はない (軍艦でも船体という言葉を使う) という説明を読んだ気もするが正確なところは知らない
- 「大宇宙年表」と、タイトルに「大」を付けるのは松本っぽいネーミングだが、復活編も取り上げているあたり、西崎サイドにも思えて屈折している
- しかし、2520は扱う気がないようだ。新ヤマトもまほろばも扱う気がないようだ。とはいえ、2520は復活編を取り上げるなら避けられないような気が。ちなみに2520は取り上げて欲しいと思う。新ヤマトとまほろばは特にリクエストはない (しかし「あ」から順に項目を埋めていく以上、もうリクエストは手遅れかも知れない)
- それにしても、ネタが凄すぎる。「さらば」の彗星帝国の駆逐艦だけでこれだけ大々的に取り上げるか!
- 「揚羽家の自家用車」とか「揚羽家の執事ロボット」まで取り上げるのか!
- 「大宇宙年表」の航路図で、対シュルツ戦が小マゼラン雲発となっていて地球のコンタクトライン外になっているのはどうなんだろう?
この調子だとNo.60まで行く頃には、ありとあらゆるマイナーなキャラまでカラーででかでかと登場しそうです。さて、ヤレタラの肌の色は何色で登場してくれるでしょうか?
まあとりあえず、No.2は買いましょう。
オマケ §
「アルフォンス! 見つけた!」
「な、なんだ。私はアルフォン少尉だぞ」
「違うわ。絶対アルフォンスだよ!」
「人違いだと言っておろうが」
「そんなわがまま言う子には、篠原HOSを入れちゃうぞ」
「し、しのはらほす?」
「ほら、身体が機械だし、インストールできそうじゃない。入れればそれだけで性能アップよ!」
「うぎゃーっ!」
今時アルフォン少尉がでかでかと印刷された本が出たことに著者が錯乱しているようです。次回「森田和郎作PC-8801版アルフォス編を待て!」(大嘘)
ちなみにアルフォン少尉は考えれば考えるほど面白いキャラなんだぞ。地球人の身体が欲しい暗黒星団のアルフォン少尉が雪を身近に置いていたとすると、実は……。可能性は無限大だ!