やっと聞きましたよ。このCDドラマを。
これはどっちだ? §
CDドラマには大きく分けるとおそらく2つの系統があります。ストーリー系とネタ系です。前者は「ドラクエのドラマCD」のよなものであり、後者は真面目なはずの「闥婆王クウヤ」がホモ変態ネタで迫ってくるようなものですね。
さて、このドラマCDは当初、ストーリー系だろうと思っていましたが、中身はネタ系でした。おそらくその選択は正解でしょう。ストーリー系はどうしてもつまらなくなる可能性が高いからです。
とはいえ §
イマイチ役作りができていない感じは残念。クウネルは綺麗なえげつさが足りないし、ラカンは奴隷戦士だった時代の重さが出ていないし、ナギも演技に無敵さがあまり出ていないし、シナリオもコミックの焼き直しに近い要素があまりに多すぎるし。なんとか、林原めぐみ嬢の年の功で上手く最後に綺麗にまとめて終われた感じでしょうか。
まあ、ナギが軽くあしらわれて盛り上がるノリは悪くありませんが。お師匠様は無責任にいろいろ言うし。若い男の集団が子供っぽく盛り上がる感じは楽しいですね。
余談 §
ある意味、このCDは主役ではなくキーポイントをネタ系CDを熟知した林原めぐみ嬢が締めたおかげでまとまったと言えるのかも。というのは、林原めぐみ嬢といえば、卓越した演技力があるだけでなく、天空戦記シュラトのドラマCDで既に1人3役をネタにしたコーナーを努めて、その後で「全部ネタ系」と言っても過言ではないスレイヤーズのラジオドラマ(あとからCD化されている)では主役をやっていて、ネタ系CDの良いところも悪いところも熟知していると思われるからです。もちろん、本人が演じていない調和神ヴィシュヌ(島本須美)の豹変(笑)などもよく知っているはずです。
いや本当に余談だけど。昔は変なCDコレクターだったし。シュラトのCDもかなり持ってるし。スレイヤーズEX.(えくすとら) とスレイヤーズN・EX.(ねくすとら) のCDも全部持ってるし。特に白竜の山は傑作ですねえ。って、もうネギま!関係ないですけど。とりあえずネタ系CDの話をするといつまでも終わらないので、このへんで。