うはっ!
こりゃやべえもんをかっちまったぜ! くーくっくっく!
ケロロ軍曹20巻。
既に「ケロロ軍曹・三層システム論」なんてものを書いてますが。
これはもうそのまま解釈できます。
つまりですね。このコマは3つのレイヤーに分けて解釈できて、上のレイヤーを犯しません。
- 第3艦橋が壊れるのはお約束だね
- ガンプラが失われた
- 軍曹が私利私欲のために隠した趣味のものが失われて自業自得である
さて、ここで正しい解釈は3でしょう。1と2は本質的に意味がありません。理解する必要もありません。
冬樹がメール王子を発見するコマが過去と現在で相似であることが分かれば良いわけですが、そのために濃い知識は別に必要ありません。
って話はさておき §
これはもうヤマトファン大満足の1冊というべきでしょう。
細かいネタを1つ1つ拾っていくのも野暮というものでしょう。
西沢家の船が、旧日本海軍空母的な側面ビューであることも、壮大な伏線のうち。(別に分からなくても構わないが)
赤城のような飛行甲板が高いシルエットではなく、艦首と飛行甲板の間隔が非常に狭いこともね。(これも分からなくても構わないが)
そして、最後がきっちりヤマトネタで終わります。
やはり、このラストはヤマトファンなら泣くだろう!
(あえて書かないけどね)
そもそもガ○ダムとかヤマトとか言わないで読めばいい作品なんだよね、これは。ヤマトファンが泣いても本筋とは何も関係ないことなのだ。
しかし、今時ヤマトファンが幸せになれる本が出版されるとは思いも寄らなかったなあ。ありがとう、吉崎観音先生!
余談 §
ちなみに、ケロロたちの潜行艇のロードランジャーはセブンネタだし、デザイン的に実はわだつみやケルマデックに近いという意味で、日本沈没的なモチーフも入っていると見るべきかな。本気で研究すれば本が1冊書けそうだけど、それは本筋とは違っていて、どうでもいいわけだ。知識量が多いことは別に人間としての偉さとは関係ないわけだね。だから、こういう感想文も実はどうでもよいわけだ。