TV第1シリーズ第2話ですが。こういう台詞があります。
- 「ん? 第3砲塔0.2秒遅れているぞ。訓練と同じだ。慌てるな」
最初、これは時間が遅れているのだと思っていました。
しかし、今になってこの0.2秒という数字は「角度」ではないかと思えてきました。
- 明らかに映像上の第3砲塔の動作の遅れは0.2秒どころではない。もっと大幅に遅い
- この緊急時に、0.2秒の遅れは叱責するほどの遅れとは思えない (相手の手を止めさせて叱責する時間の方がずっと長くなる)
- 「仰角9時から9時5分に自動追尾」という台詞があるが、時と分は仰角という角度である。時間ではあり得ない
- 沖田が見ているパネルには2.0.45.48が2つ。2.0.45.46が1つあり、第3砲塔0.2秒遅れているぞと古代を叱責すると0.2増えて同じ値になる
ちなみに、おそらく「セット20, 45」という台詞が「2.0.45」です。ただし何を意味する数字であるかは不明です。
しかし、矛盾する §
しかし、実は台詞に敵が45度と言う報告もあります。また、そもそも仰角9時とはどういうことかという問題もあります。9時は角度として見た場合おそらく270度ですが。上下角を示す仰角の270度とは何でしょうか?水平面を0時として上が正だとすると、270度とは真上を行きすぎ、真後ろを行きすぎ、真下を示してしまいます。
実はスタッフ間の意思疎通が上手く行っていない描写という気がしないでもありません。
まだまだ体当たりの試行錯誤の状況だったのかも。
角度だとすると0.2秒って? §
15倍とすると度数になるのらしいので、
- 0.2/60/60*15=8.333333333333333e-4
ということで、本当に角度だとすればかなり微細な角度ということになります。
ただし、距離が大きくなると誤差も大きくなるので、この僅かな誤差も許されない可能性があり得ます。
ちなみに宇宙空母との距離は12万らしいので、仮に12万宇宙キロとするとsin(0.2秒)*120000宇宙キロ=約1.7宇宙キロとなり、問題のある誤差かもしれません。
オマケ §
「ミル、どこへ行く」
「大帝にご報告を」
「ちがーう。ミルは角度の単位だ。軍事用では常識だろう」
「そんなこと知るか!」
「ところで、ここを見ると歩兵ミルや砲兵ミルもあるらしいぞ」
「私は監視艦隊司令ミルだ!」
そうか。ミルも角度の単位か。みるみる賢くなるね。