別件で棚の中を調べているときに、とんでもないものを見つけてしまいました。
「陸上防衛隊まおちゃん 原案設定資料集 【完全版】」という赤松先生の同人誌です。
これはたまげましたわ。こんなものを自分で持っていたとは全く忘れていました。
持っている赤松先生の同人誌は「崖の上のネギま!」だけだと思っていましたが実は違いました。ただし、入手の経緯は不明です。
さて、問題はその先。
まおちゃん、好きでした。
だから、その同人誌が手元にあるのは不思議ではないとは言えます。
しかし、中身を見ていると凄いですね。
凄い量のアイデアとネタの書き込みです。
密度は、実際に放送されたアニメの数倍があるのではないでしょうか?
そもそも、陸海空のメカに括弧でロデム、ロプロス、ポセイドンと書いてあったり、「レドーム、3号だから」と書いてあったり。いやー、本当にネタが深いし。(いちいち解説はしないよ)
ある意味で、ネギまの原点的な作品になっていたと思って良いと思います。しかし、ここまで来てしまうと、「まおちゃんのアニメで果たし切れなかった屈折がネギまの怒濤の内容に続いている」と思えなくもありません。
とすれば、ネギまのアニメが原作を受け止めきれないのも当たり前。それは、既にまおちゃんで実証済みだからです。ただし、アニメのまおちゃんが悪い作品だという意味ではありません。けっこう好きだったぐらいだしね。ただ、本当ならもっと先があったはずなのでしょう。良いスタッフに恵まれながら、そこまで行けなかったということかな。
余談 §
若すぎる少女に戦いを担わせるというのは、ある意味で1つの結論かもしれません。殺伐とした戦いを担わせるには、高校生ですら既に汚れすぎているのでしょう。性的な対象として見るのにすら幼すぎる少女達というモチーフはまおちゃんもネギまも共通です。
追記 §
更に奥をさぐったら「ラブひなのらくがき」という同人誌も出てきました、もちろん赤松先生の本です。なぜか、かなりのお宝が眠っていた感じかな。ちなみに、登場人物が多いと言いながら描いている次回作がおそらくネギま!でしょうね。