スタッフ §
- 放送局: NET系
- 放送期間: 1966年4月23日から1967年3月24日
- 制作担当:馬島巽
- 企画:飯島敬、馬島巽、大沼克之、斉藤侑
- 原案構成:スタジオ・ゼロ(鈴木伸一、石ノ森章太郎、つのだじろう、藤子不二雄 ほか)
- 音楽:服部公一
- 作画:椛島義夫、森下圭介、高橋信也、鈴木伸一、小松原一男、今沢哲男、木村圭市郎 他
- 背景:井岡雅宏、川本征平、小林七郎 他
- 効果:大平紀義
- 制作:東映動画
WikiPediaより
概要 §
ロボットからなる戦隊が、ロビン少年と共に宇宙からの侵略者等と戦います。当時、スタジオ・ゼロを作っていた石ノ森や藤子ら、豪華なメンバーの共同作品です。
感想 §
というわけで、これは思い出深い。しかも1966年とは思えないほど画期的。
どこが画期的かというと。
- 戦闘機の完全変形するロボットが既に主人公機隊
- 7人戦隊だが全員戦士というわけではない
- 動物型ロボットを女性に数えて良ければ、既に戦隊に女性2人 (特撮の戦隊ものが女性2人になる遙か以前)
- 敵の女性エースパイロットが登場する (戦う美少女の原型的)
- しかも、その女性が味方になる
だから、ACE COMBAT新作のXX機能は画期的と言われても"ACE COMBAT 2に既にあった"と思ってしらけるのと同じように、"ロビンに既にあった"と思ってしらけてしまうケースもけっこうあるのですよ。まあ、こんな昔のモノクロアニメに、それだけのアイデアが注ぎ込まれているとは思わない人も多いのでしょう。
それはさておき、実は現在のアニメには一切継承されていないのは、「リアリズムに立脚した乾いて情感豊かな戦争描写」でしょう。従軍経験者が社会のいたるところに平然といる時代だからこそ描けた内容だと思います。遠くから見上げているだけの空戦描写や、敵を助けるために立ち上がる捕虜など。おそらく、頭で考えているだけの今時の戦争未経験者にはできない描写がけっこう多いと思います。
ちなみに、シリーズを通した主要なスタッフとは言えないけれど、宮崎駿が参加しているエピソードもあります。本当に顔ぶれがゴージャスすぎ。