こんな場所に美術館があるのかと驚いた上にこんな企画までやるのかと驚いた場所なので、八王子夢美術館の特別展「押井守と映像の魔術師たち」に行ってきました。行ってみると目の前に、甲州道中八日市宿跡という石碑がありました。
八王子夢美術館 §
京王八王子駅から寄り道しながら歩くと、炎天下、いつまでも到着しませんでした。とほほです。
到着しても、本当にここなのか今ひとつはっきりしません。美術館の建物があるのではなく、ビルの2階が美術家だからでしょう。
ともかく、やっとこさ到着。
特別展「押井守と映像の魔術師たち」 §
予想の3倍ぐらいの圧倒的なボリューム感でしたね。
東京の東の外れの東京都現在美術館でアリエッティ展があれば、西の外れのここで押井展という感じでしょうか。
ちなみに、見ていないタイトルもあるので、そのあたりは良く分かりません。
それから、実はケータイ捜査官7に関する展示も若干あって、押井回のヒロインが持っていた犬を描いた板もありました。これはけっこう意外ですね。
しかし、押井監督が「アニメ監督」ではなく「映画監督」であることがひしひしと良く分かりますね。だからこそ、東京の中心を弾き出されて八王子でこういう展示が行われているのでしょうが。(もっともジブリもやはり弾き出されて東の外れだ)
しかし、単なるファンイベントでしかないはずのコミケはやや都心に近い有明でやるのだから、事態はねじれているのかもしれません。
ちなみに、置いてあった図録を見ると「全て描かないで残しておくのが映画」という話があって、それは納得です。小説でも同じですが、全てを描くのは間違いで、最後に残してあった方が良いと言えます。
それからスカイ・クロラの整備員の名前の最初の文字を並べるとイロハ……。
売っている本も充実していたし、(買わなかったけど)、けっこう良かったのではないでしょうか。