「今回は、会話調で行くぞ」
「どうして?」
「ボケと突っ込みが欲しいからだ」
「そればっかだね」
「おいらの基本はボケで出来ているからな。それを理解しないアホどもがぽかーんとおいらが何を言っているか理解できず眺めていることもあるけど」
「あり得ないことを言って、ボケてますよ、って示しても関東人は分からないんだよね。ボケと突っ込みになれてないから」
「そうそう意味不明なこと言ってる理解不能の怪物みたいな目で見てさ。真面目に言ってる訳じゃないと分かって頂くためにわざと誰でもおかしいと分かる変なことを言ってるのにね。って、ボケ! おいらは東京生まれの東京育ちじゃ!」
「どっちが突っ込みか分からないね」
オータムマガジン躍進中!? §
「というわけで本題だが」
「うん。ついに、逢魔ヶ刻動物園の話題だね」
「いやいや。このサイトはオータムマガジンという。手前にいろんな文言が付いて、今はFly on the Cloud! オータム マガジンとなっているが、要するにオータムマガジンだ」
「うん」
「略称をオーマガという。昔からそう呼んでいる/呼ばれている」
「それで?」
「このページをみてくれ」
「わあ。オーマガがいっぱい。(これを書いている時点で)」
「オーマガ鉛筆絵とかオーマガ一巻!とか」
「凄いね。オーマガもメジャーになったもんだ」
「って、そんなわけあるかい」
逢魔ヶ刻動物園 §
「というわけで、逢魔ヶ刻動物園だ。どうやら、略称がオーマガらしい」
「偶然にしては恐ろしいね」
「久々にギャンブル買いしたコミックでこれだ」
「買ったのか」
「ぜんぜんオーマガとか事情は知らずにな。ウサギとモップ持った女の子の表紙でギャンブル買いしただけだ」
「それで?」
「凄く良かったぞ」
「君に取っては?」
「自分だけではないらしい。意外と人気が高いらしいぞ」
「どうして分かるの?」
「Pixivにも既に絵がたくさんあるけど、Amazonでも勢いがある。2010年11月4日発売なのに、Amazonを見ると翌日には在庫切れ、2日後の今日見ると、通常2~4週間以内に発送しますとなっている。マイナーな専門書並みの納期だ」
「それだけ?」
「更に昨日見たら、星3つの凡庸なレビュー1つだったが、今日見ると星5つの好意的なレビューが3つ付いて悪評を押し流した感じだ」
「それは面白いね」
いいところ §
「で、どこが面白いんだい?」
「絵に勢いがある」
「そうか」
「あと女の子の出番が多いのはいいね」
「そこか」
「結局さ、これって21世紀のドリトル先生なんだよ」
「ええっ!?」
「喋る動物達のいるパラダイス、偏屈な男、そして年若い弟子」
「そう捉えると同じか」
「動物たちが自らの特質を活かして問題を解決していき、それを人間が手助けするのも同じ構造なんだ」
「なるほど」
「だから、きっと今度は月からの使いが来て月に行って先に戻ったヒロインが待っていると園長が月から帰ってくるぞ。ウサギだけに月との相性はいいしな」
「って、適当に思いつき言ってるだけだろ」
「てへ」
アンチが出る理由 §
「でさ。この漫画は人気が高い。その理由は良く分かる」
「なぜ?」
「問題を解決する希望を描くからだ。しかも、女の子と動物だから人気もあろう」
「それで?」
「でもさ。アンチが横行する理由も良く分かる」
「なぜ?」
「これは当たって砕ける勇気のある者の物語だからだ。実は勝利の物語ではない。当たって砕ける話なんだよ」
「それがどうしてアンチにつながるんだい?」
「頑張ったけど負けちゃいました、でも希望が生まれました。という筋書きは、オレも頑張ったらいいことあるかもしれないと思える」
「うん」
「でもさ。当たって砕ける勇気がない者はこれを読んだらどう思う?」
「さあ、どうだろう」
「勝者でもないが、かといって敗者でもない。完全に物語から排斥されるんだ」
「ほほう」
「当然、読んで面白いわけがない。居場所が無いんだからね」
「そうだね」
「しかも、当たって砕けろ、というメッセージ性まであるから大きなお世話だ」
「当たって砕けることすらできない君はダメ野郎だよ、というメッセージが見えちゃうわけだね」
「実際は我が儘な園長を抱えて動物たちの面倒を見るヒロインの苦労はでかいんだけどね。十分に苦しいよ。でも、仲間と希望だけはもらえる」
「でも、そういう読者は苦しさから逃れようとして、仲間と希望すら得られないわけだね」