てさんよりのご教示で高井戸の図書館まで行き、杉並区のブルーマップを見てきました。(他に、山ほどリアクションできない情報があってすまん)
ブルーマップとはなんぞや §
住宅地図に公図を重ねて印刷したものだそうです。
ブルーマップII杉並区 住居表示地番対照住宅地図 2007年1月印刷発行
民事法情報センター発行
公図の部分は、旧住所表記の地番の数字が出ています。本籍地の記載に使われている旧住所がしっかり記載された今時の地図なんていうのは、滅多にあるものではありません。かなり鮮烈でした。
感想 §
というわけで、感想ですが。
公図の地番の分割はかなり古い時代に行われたままと思われます。
その結果として、以下の点が見て取れます。
- 流路改修前の神田川の流路に沿った分割がそのまま見える
- 東電のグラウンドや学校、桜上水の車庫跡等、広い地域の区分もはっきり見える
- 水路跡は、分割の2本線として見えるケースが結構ある (見えないケースもある)
たとえば、東電のグラウンドを貫通して何本もの水路が神田川に流れていたことがこの地図から容易に推測できます。
桜上水駅も、キッチンコード前だけでなく、AMPM前にも貫通して水路があったことが推測されます。
その他 §
いくつかとんでもないところに、分割の二重線が存在する部分があり、古道あとなのか水路跡なのか良く分かりません。
悩みどころ §
問題は、あくまで公図の分割線は公図の地割の分割線であり、それがそのまま水路の存在を示しているわけではないこと。